人を貸し出す図書館「ヒューマンライブラリー」が11月25日、明治大学中野キャンパス(中野区中野4)で開催される。主催は同大国際日本学部横田ゼミ。
生まれつき障がいを抱えていたり、社会的マイノリティー(少数派)の生き方をしていたりすることで「偏った見方」をされてしまうことの多い人たちを、それぞれ1冊の「本」として捉え、来場者が「読者」として多様な生き方を学んだり理解し合う共通項を見いだしたりする体験の場を創出するイベント。今年で10回目を迎える。
同様のイベントはデンマークで発祥したといわれ、これまでノルウェーやオーストラリアなどで開かれているが、昨年の読者(=参加者)が300人を超えた日本が最大級という。今回のテーマは「知りたい、をめくろう」。まだ知らない社会的「マイノリティー」とされる人たちに出会い、知るきっかけの場にしたいという思いを込めたという。
当日は生きた「本」として、障がい者プロレスの選手、眼瞼(がんけん)下垂の人、脱毛症の人、ゲイのユーチューバー、発達障がいの人、内部障がいの人など25人の語り手が参加予定。30分間、「読者」と1対1~3で対話を行うほか、「義足体験」「暗闇カフェ(全盲体験)」「写真展」「手話体験」「ミニ講演会」の企画も予定する。
同イベントスタッフでゼミ長の明間崚さんは「今年は記念すべき10回目のヒューマンライブラリーなので、10周年にふさわしい内容になるように横田ゼミ一同奮闘している。私たちが作り上げる図書館で、たくさんの読者の方とお会いすることができるのが楽しみ。国際日本学部10周年記念イベントも同じ会場で行うので、併せて参加いただければ」と来場を呼び掛ける。
開催時間は11時~17時(16時最終貸し出し)。参加無料。