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ポレポレ東中野で「エンサイクロペディア・シネマトグラフィカ」劇場版第1弾公開

「弓矢の演奏」ワンシーン © 公益財団法人 下中記念財団

「弓矢の演奏」ワンシーン © 公益財団法人 下中記念財団

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 20世紀の世界中の人々の暮らしや生き物の生態を記録した映像の百科事典「エンサイクロペディア・シネマトグラフィカ」の劇場版第1弾が3月30日から、東中野の映画館「ポレポレ東中野」(中野区東中野4)で公開される。

(関連フォト) 「うちわ太鼓による戦いの歌」ワンシーン © 公益財団法人 下中記念財団

 エンサイクロペディア・シネマトグラフィカは1952 年、ドイツ・国立科学映画研究所で始まった映像アーカイブ。民族学、生物学、技術科学の3つのジャンルからなり、数多くの研究者・カメラマンが世界各地に赴き、現在は失われた暮らしの技法や儀礼などを記録した3000 タイトルにも及ぶ貴重な映像群で、略して「ECフィルム」と呼ばれている。「ECフィルム」は世界中の、主にへき地ともいえる地域での儀礼や暮らしを長年にわたり記録した膨大なフィルモグラフィーで、これまでは解説付き上映や実演付き上映という形で小さな会場で上映されてきたが、今回劇場版第1弾が構成され、同館での上映が決まった。

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 同映画は、劇場での鑑賞を意識し、解説などがなくても見ているだけで楽しくなる世界中の人々の暮らしや動物の生態を集めたもの。上映するタイトルは「丸太を持って走り続ける人たち」「雪国で仮面を被(かぶ)ってパレードするおじさんたち」「ひょろ長い骨組みなのに見たこともないくらい大きな水車」「水草から塩を採取するやりかた」「1960年代のラッコ」「バリ島の暮らしに根付いたリズム感」などで84分の作品となっている。「人類が電気なしでも大丈夫だった頃の最後の勇姿」とECフィルム応援団長の荒俣宏さんは表現している。

 上映開始時間は連日14時50分~。料金は一般=1,500円など。4月5日まで。

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