映画「劇映画 沖縄」の上映が6月22日、沖縄戦が終わったとされる「沖縄慰霊の日」に合わせて東中野の映画館「ポレポレ東中野」(中野区東中野4)で始まる。
返還前の沖縄でロケを敢行し、アメリカ空軍の爆撃機「B52」を初めて映像に記録した作品としても知られている1969(昭和44)年製作の同映画。沖縄の日本への返還運動の機運を高めた重要な作品として、また当時無名だった故・地井武男さん初の主演映画としても注目された。製作から50周年というタイミング、辺野古基地建設への問題定義もあり、リバイバル上映が決定した。上映期間中の6月30日には主演の佐々木愛さんの舞台あいさつも決定している。
映画は2部構成で、第1部は「土地を奪われた農民たちの怒りと闘い」を描いた「一坪たりともわたすまい」、第2部は「教育労働者、基地労働者たちの共通した民族の自覚に燃えた怒り」を描いた「怒りの島」。全編を通じ、沖縄の即時無条件全面返還の闘いを描いている。
上映開始時間は、6月22日~28日=14時50分、29日~7月5日=17時。料金は1,800円。