中野区は9月6日の区長記者会見で、山梨県甲州市の「大和葡萄酒」とコラボした中野オリジナルビール「中野ビア」を発表した。
現在、茨城県常陸太田市、千葉県館山市、福島県喜多方市、山梨県甲州市、群馬県みなかみ町の5つの地方自治体と「なかの里・まち連携事業」を行っている中野区。地方都市で抱えている過疎化による人口減少や後継者不足、地場産業の衰退などの課題を解決しつつ、大都市の人口過密や環境問題などを解消することを目的に連携している。
5つの自治体と「里まちマルシェ」「お座敷列車」「カーボンオフセット事業」など、さまざまな形でコラボが実現している中、今回は中野酒販協同組合(中野1)協力の下、甲州市の老舗ワイナリー「大和葡萄酒」とのコラボによって「中野ビア」が実現した。区によると「多摩川の源流水を仕込み水に使い、自然豊かな森が育んだすっきりとした味わいのクラフトビール」という。
販売は計1000本限定で、すでに8月27日には第1弾として山形屋酒店(弥生町3)や三弥酒店(東中野4)、かどや酒店(上高田1)、広島屋(中央3)など区内22カ所の酒店などで360本を販売したが、9月6日時点ですでに売り切れているという。第2弾の販売は10月を予定し、さらに360本を用意する予定だったが、予想外の人気のため発売を9月9日に前倒しすることに決定。
第2弾は22カ所の酒販店のほか、9月10日と11日に中野区役所前で開催予定の「なかの里まちマルシェ」での販売も予定している。また残りの280本の販売予定となる第3弾は、12月を予定している。
販売価格は540円(1本)。