調布市で家具製作を主に活動する木工作家・佐々木毅さんの木製家具受注展示会が3月18日、廃業した写真館をリノベーションしたギャラリー「スタジオ35分」(中野区上高田5)で始まった。
無垢(むく)の広葉樹をベースに、素材の美しさを生かし、スツール、デスク、ダイニングチェア、テーブルなどを手掛ける佐々木さん。同展ではスツールを中心に数点を展示するほか、材料の原木見本なども展示予定で、3月20日・27日・28日、4月3日・4日には佐々木さん本人も在廊する。
佐々木さんは「木製家具の設計、製作、販売を個人で一貫して行い、注文製作をメインに取り組んでいる。日々の製作の中で、家具が時間を超えて存在する事ができるように、使用者の生活に寄り添うことができるようにと、素材、技術、デザインを考えて取り組んでいる。機能やフォルムだけでなく、技術や素材の持つ美しさも合わせて楽しんでいただければ幸い」と話す。同ギャラリー代表の酒航太さんは「佐々木さんの作品を直接見て、触れて、座ってもらえば、作家の姿勢や哲学が感じられると思う」と話す。
開催時間は18時~23時(土曜は15時~)。日曜~火曜定休。4月4日まで。