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中野区立歴史民俗資料館「れきみん」の常設展示室がリニューアルオープンへ

リニューアルされた「れきみん」の常設展示室

リニューアルされた「れきみん」の常設展示室

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 山崎記念中野区立歴史民俗資料館(通称=れきみん、中野区江古田4、TEL 03-3319-9221)の常設展示室が4月1日、リニューアルオープンする。

(関連フォト)1階エントランス「なかのれきみんウェルカムマップ」

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 郷土の文化遺産を保存し、展示活用していくことを目的に1989(平成元)年、名誉都民である故・山崎喜作さんから寄贈された土地に建設し開館した同館。開館から30年を経て、常設展示室ではジオラマや説明パネル、映像などを使って太古から昭和時代(近代)半ばまでの中野の歴史を紹介していたが、平成時代までを含む形で「現代の中野」を付け加えているほか、映像の刷新、展示物の耐震補強なども行った。

 リニューアルのテーマは、原風景とつながる「体感」、歴史と今がつながる「体験」、人とつながる「集い」、地域とつながる「回遊」。常設展示室入り口を入って右から、「太古の中野」「中野のはじまり(原始)」「自然と共にある暮らし(縄文)」「豊かになりゆく弥生のムラ(弥生)」「権力者たちの古墳(古墳)」「武蔵国と武士たちの誕生(中世)」「栄える文化と中野宿(近世)」「近代化し始める街(近代)」「未来へ歩む中野(近現代)」と時代別エリアとなっている。展示室中央部には「中野みどころの樹」、展示室左奥には古民家を復元した「民俗展示」エリア、展示室外壁には中野区ゆかりの人物が検索できる「中野区ゆかりの人びと」も設置。2階の常設展示室のほか、1階エントランスには中野の地理や歴史などを映像で紹介する「なかのれきみんウェルカムマップ」も用意した。

 開館時間は9時~17時。月曜・第3日曜休館(新型コロナウイルス感染防止のため4月4日~5月6日の土曜・日曜・祝日は臨時休業)。入館無料。

 リニューアルオープン記念として、来館者先着300人にオリジナル日本手拭いを進呈するほか、「山崎家の名品」展示、哲学堂公園の国の名勝指定を記念した資料やパネル展示、隣接の山崎家茶室の公開も4月1日から行う。

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