中野氷川神社近くの「おでん居酒屋リズ」(中野区東中野1、TEL 03-3361-6990)のリズママこと小林初枝さんが4月15日、有料オンライン店舗「端唄三味線バー リズ」を開店した。
いつもはリズママの三味線やカラオケなどとおでんを売りにし営業を行っている同店。カウンター含めて12席の小さな居酒屋だが、新型コロナウイルスの影響でほとんど開店休業の状態に陥り、「16時から20時までおでんのテークアウトも始めているが、コロナ影響の有無に関わらず、生き残りを懸けてオンライン店を始めてみた」という。
仕組みは、あらかじめイベントを作成したYahoo!JAPANのデジタルチケット「PassMarket」でチケットを買ってくれたお客さま複数人とオンライン会議ツールでつなぎ、リズママは客の顔を見ながら店内で端唄や都々逸を三味線で披露するほか、客側も三味線に合わせて歌ったり、参加客全員で大合唱できたり、客同士がオンライン上で会話できたりする。
リズママは「確かにコロナのことがきっかけとなったが、水商売の今までの形態はもう変えないと駄目だと思った。オンラインでお客さまと会える、ここを大事にしていきたい。コロナ騒ぎの前からそんなにお客さまは来ていなかったが、オンライン店なので昔懐かしい人たちにも会えるチャンスだと思ってワクワクしている」と話す。「初回の開催時にはお客さまのリクエストでカラオケも流し、参加者が歌っていた。歌声喫茶のようになれたら」とも。
オンライン店舗への参加費は1,000円。次回開催は4月22日19時からを予定。その後の開催は週1回を予定し、「東中野リズコ」フェイスブックで知らせる。