中野区はふるさと納税サイト「ふるさとチョイス」ガバメントクラウドファンディング上で6月1日、「新型コロナウイルス感染症対策生活応援寄附金」の募集を始めた。
(関連フォト)中野区の「新型コロナウイルス感染症対策生活応援寄附金」の募集ページ
新型コロナウイルスの感染者数が200人を超え、地域医療の現場では感染症への対応や院内感染の発生等により、大きな負担を強いられている中野区。感染拡大防止や医療現場、区民生活や経済活動を支えるための取り組みを全力で進めるため、さまざまな対策を講じている中で、今回「『日常をとりもどし、明るい未来のために』中野区が取り組む新型コロナウイルス対策事業をご支援ください!」と題したガバメントクラウドファンディング特設ページを開設し、寄付の受け付けを始めた。
区によると集まった寄付金は、「医療など最前線の現場環境を支える」「生活や子育て、介護などを支える」「経済の再生に向け事業者を支える」という3つの支援対策の柱に活用するという。酒井直人中野区長は「日夜最前線で感染症と闘い続ける医師や看護師をはじめとした医療従事者の皆さま、また介護従事者の皆さま、保育従事者の皆さまには、心より感謝申し上げる。地域社会を守るため、さまざまな制約の中、皆さまに協力いただきながら、医療や経済・生活を支援する取り組みを進めてきた。区の支援の取り組みをさらに前に進め、日常を一日も早く取り戻すために、区として皆さまの支援を必要としている。応援したいと考えてくださる皆さまからの厚い支援をお待ちしている」と呼び掛けている。
受付期間は8月29日23時59分59秒まで。
ガバメントクラウドファンディングとは、全ての寄付がふるさと納税の対象となる、政府(自治体)が行うクラウドファンディングで、自治体の課題解決に寄付を行うことができる仕組み。控除上限額内の2,000円を超える部分について、所得税や住民税の還付・控除が受けられる。