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新井薬師・韓国宮廷料理「ぼうずママ」の医療関係者100円食べ飲み放題が話題に

「ぼうずママ」店主の工藤興市さん

「ぼうずママ」店主の工藤興市さん

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 中野・新井薬師「梅照院」近く「新井薬師門前通」の韓国宮廷料理店「ぼうずママ」(中野区上高田2、TEL 090-6958-1045)が4月初旬から行っている、医療関係者に対してメニューを100円で全品食べ放題飲み放題で提供している応援活動が話題となっている。

(関連フォト)テークアウトメニューでも人気のデジカルビ丼

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 元役者の工藤興市さんが店主を務め、「壺漬けデジカルビ丼」「茄子とそぼろ肉のエゴマ炒め」「牛肉のプルコギギムパッ」など韓国宮廷料理の提供やテークアウトを中心に、バー営業も行う同店。LGBT支援など社会的弱者などへの支援も行い、悩みを相談に立ち寄る客も多い。

 今回の医療関係者に対するサービスに関して工藤さんは「飲食業はコロナ騒ぎで大ピンチだが、ピンチをチャンスに変えようとがんばっているつもりだった。しかし、医療関係者の人たちは命を懸けてコロナに向き合い、孤独と闘い、気持ちをすり減らしながら頑張っていることに気づき、何とかしたいと思った」と振り返る。

 工藤さんの取り組みにネット上では「素敵な考え、取り組みですね」「お料理もさることながら明確なポリシーにいつも感心しております」「工藤さんの医療関係者とともにコロナと戦う覚悟と、それを丸ごと受け入れ背中を押してくれる奥さん、共感して力を貸してくれようとする常連さん。本当に素晴らしいお一人お一人です!感動しました!心が震えます!」(以上、原文ママ)などのコメントが寄せられている。

 工藤さんによると「医療関係者に対して提供する食べ物や飲み物を100円で提供することを実施し始めたら、常連客が今回の医療関係者支援の行動を応援してくれて、医療関係者支援箱にチップを入れてくれている。コロナ関連に携わっている医療関係者の方々、支援金がたまった店なので、ぜひ気軽に気持ち良く100円で飲み食いしていただきたい」と言う。「常連さんの募金がなくなっても、赤字覚悟でやり続ける。誰かが愛を前提に先頭切って走らないと、後続が続いてこないと思うから。多くの医療関係者に来てもらいたいのでコロナが収まるまでは続けるつもり」とも。

 営業時間は19時~翌3時。水曜定休。

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