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国の名勝「哲学堂」を学ぶ講座、締め切り迫る 井上円了の思想学び古建築巡る

「物」の文字をかたどった「物字壇」

「物」の文字をかたどった「物字壇」

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 国の名勝指定を受けている哲学堂公園(中野区松が丘1)を学ぶ講座「一から学ぶ哲学堂」の参加募集の締め切りが迫っている。

(関連フォト)「一から学ぶ哲学堂」案内チラシ

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 日本で唯一の「哲学のテーマパーク」と言われる同園は、東京大学で哲学を学び、妖怪博士の異名を取る井上円了(えんりょう)博士が1887(明治20)年に東洋大学の前身である哲学館を創立したことに始まる。1975(昭和50)年に中野区立公園、2020年3月には国の名勝指定となり、本堂に東洋哲学の孔子と釈迦(しゃか)、西洋哲学のソクラテスとカントの四聖を世界的四哲人として祭るために建立された「四聖堂」と、日本の聖徳太子と菅原道真、中国の荘子と朱子、インドの龍樹(りゅうじゅ)と迦毘羅仙(かびらせん)を東洋六賢として祭るために建立した「六賢台」など、多くの古建築物が存在するほか、都内有数の「妖怪と出会える」スポットとしても有名。

 同講座は中野区・東洋大学連携事業。同園の創始者・井上円了の思想を学んだ後、園内の古建築を巡り理解を深める内容で、9月17日には中野区立歴史民俗資料館(通称=れきみん、中野区江古田4、TEL 03-3319-9221)での講義、10月1日には実際に哲学堂公園で古建築を巡る。

 開催時間は両日共13時30分~15時30分。雨天決行。参加無料。定員15人。申し込み方法は中野区「中野区・東洋大学連携事業 哲学堂講座「一から学ぶ哲学堂」参加者募集」ページで確認できる。申し込みは8月31日まで。

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