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中野区内に事業所を構える「ピコトン」が「キッズデザイン賞」受賞 2年連続3度目

知育クラフトブック「工作ブック」恐竜版

知育クラフトブック「工作ブック」恐竜版

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 NPO法人「キッズデザイン協議会」が8月25日に「第15回キッズデザイン賞」を発表し、中野区内に事業所を構える「ピコトン」(中野区中央5、TEL 03-6231-5490)らが受賞した。

(関連フォト)知育クラフトブック「工作ブック」クリスマス版

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 子どもの安全・安心と健やかな成長発達に役立つ優れた製品・空間・サービス・研究活動などを表彰する同賞。2007(平成19)年の創設以来、「すべての子どもは社会の宝であり、私たちの未来そのものです」を基本方針に掲げ活動し、今回、同賞の受賞作品234点を発表した。

 中野区内の事業者として受賞したピコトン社の商品は、1冊200円の知育クラフトブック「工作ブック」。「恐竜版」「おうち版」「クリスマス版」などテーマごとの本を切ったり貼ったりして楽しむA4サイズの本で、中とじのホチキス留め部分を利用することで一般的なペーパークラフトよりも簡単に立体的な工作が楽しめるという。チラシやメルマガ告知向けなどに配布できる集客ツールとして、キッズイベントでの利用を想定している。内木広宣社長は「一般的には良くないとされている、本を切るという行為。でも、子どもたちにはもっと自由にいてほしい。そして、自由なアイデアで世界はもっと楽しくなるって知ってほしい。そんな思いを込めて、あえてやっちゃいけないことをコンテンツにした」と話す。「子どもたちの自由な想像力を刺激する。導入を検討もらえたら」とも。

 同協議会によると、新しい生活様式の中で過ごす時間の充実、安全・安心の向上を図る住宅や住宅関連設備などの応募に増加傾向がみられた。昨年に引き続き、持続可能な開発目標(SDGs)の実現を目指した作品も数多くあり、企業の取り組みがさまざまなジャンルに広がっていることがうかがえたという。募集期間は3月1日~5月14日で、応募総数は409点。

 受賞作品は、「子どもたちの安全・安心に貢献するデザイン部門」=57点、「子どもたちの創造性と未来を拓くデザイン部門」=107点、「子どもたちを産み育てやすいデザイン部門」=70点、合計234点。9月29日には最優秀賞「内閣総理大臣賞」や、「経済産業大臣賞」「消費者担当大臣賞」「少子化対策担当大臣賞」「男女共同参画担当大臣賞」のほか、新設の「BEYOND COVID-19特別賞」など優秀作品を発表し、表彰式を行う予定。

 中野区内の事業者としては同社のほか、区内に東京支社を構える「ジオジャパン」(愛媛県)の音感と構成力を育てるスイス生まれの木製マーブルラン「xyloba junior(サイロバジュニア)」が受賞した。

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