中野区主催の「新年賀詞交歓会」が1月4日、中野サンプラザ(中野区中野4)13階コスモルームで開かれた。
(関連フォト)エントランスであいさつをする酒井直人中野区長(左)、内川和久中野区議会議長、入野貴美子教育長(右)
中野区役所の仕事始めに合わせ毎年行っている同イベント。新型コロナウイルス感染症拡大防止の観点から昨年度は中止したが、今年は招待者を限定し、コロナ対策を徹底して開催した。酒井直人区長や同区の職員幹部をはじめ、衆議院議員の鈴木隼人さん・長妻昭さん・鈴木ようすけさん、東京都議会議員の荒木ちはるさん・高倉良生さん・西沢けいたさん、中野区議会からは内川和久議長・酒井たくや副議長、中野区町会連合会や東京商工会議所中野支部など同区内の地域団体や経済団体会長や理事長など、約70人が出席した。
オープニングで江戸末期から同区鷺宮地域に伝わる伝統芸能で同区指定無形民俗文化財の「鷺宮囃子(ばやし)」が披露された後、参加者全員が起立し、国歌斉唱、中野区歌が流された。
年頭のあいさつで酒井区長は、「新型コロナウイルス感染症の影響が長期化しているが、昨秋には、子ども・若者支援センターなどの新施設がオープンするとともに、さまざまなイベントが感染症対策を講じて開催されるなど、中野に活気と賑わいが戻りつつあると感じている」「2022年の干支は壬寅(ひのえとら)。ワクチンの3回目接種をはじめ、新型コロナウイルスの感染防止策を十分に講じながら、さまざまな活動を力強く再開し、中野に活力を取り戻していく年にする決意を新たにしている。昨年3月に中野区基本構想を改定し、10年後に目指すまちの姿を明らかにした。昨年9月には総合計画となる『中野区基本計画』を策定し、『子育て先進区の実現』『地域包括ケア体制の実現』『活力ある持続可能なまちの実現』という3つの重点プロジェクトを実現する」と話したほか、「中野の最大の財産は『人』。話した3つのプロジェクトは、区民の方や事業者の皆さんと中野区が協働・協創することで初めて実現し、また、取組の実効性が高まるものと考えている。子どもたちが健やかに成長し、区民の皆さんが安心して暮らし続け、さまざまな人が活躍することができる中野を目指し、対話に一層努め、区政運営に全力を尽くしていく」と締めくくった。
内川議長は「医療、保健などの現場の最前線で奔走している人、感染対策に協力いただいている事業者、そして三密や不要不急の外出を回避するなど日々努力している区民の皆さまに深く感謝する。しかしながら、私たちの生活や社会経済の状況がコロナ禍以前の状況へ回復するための道のりは遠く厳しい。懸念されている変異株による感染拡大を防ぎ、日常生活を取り戻すため一日も早く新型コロナウイルス感染症を収束させなければならない」「何かと暗い出来事が多いここ1、2年であるが、社会全体も、そして私たち一人一人の心も明るい未来へと改めて歩み出すすてきな年となってほしい、きっとそうなると信じている」と話した。
鈴木隼人衆議院議員・長妻衆議院議員・鈴木ようすけ衆議院議員らも祝辞を述べ、酒井たくや副議長の閉会の辞、参加者全員による一本締めで会はお開きとなった。