中野区在住の新成人を対象とした「中野区成人のつどい」が1月10日、中野サンプラザホール(中野区中野4)で開催された。
(関連フォト)檀上で「はじまりのあいさつ」をした7人の「成人の集い」実行委員
この日、中野区で成人を迎えたのは2654人。コロナウイルス感染拡大防止の観点から、郵便番号164から始まる新成人が参加する12時30分~と、郵便番号165から始まる新成人が参加する15時30分~の2部制として開催した。同イベントの準備を行ってきた実行委員7人が登壇し、「今年は皆さまにとって安心・安全な会となるよう、誠心誠意もって作り上げてきた。まだまだ不安な日々が続いているが、ぜひ力を合わせて、乗り越えて、頑張っていきましょう。ぜひ楽しんでほしい」と「はじまりのあいさつ」を行った。
2部とも国歌清聴・区歌静聴を行い、酒井直人中野区長、内川和久中野区議会議長らが登壇し、祝辞を述べた。酒井区長は「新型コロナの影響で、中野区をはじめ日本、世界全体が経験したことのない状況下に置かれ、皆さんも普段の生活でさまざまな制約を受けながら学業や仕事に励まれていると思う。この先の未来も不確実性が高まる中、人と人とのつながりを大切にすることが求められている。この式をきっかけに、改めて家族や仲間とのつながり、信頼関係を感じて、それが皆さんの財産として人生に彩りを加えていくことを願っている」と話した。内川議長は「全ての皆さんが、心新たに未来に向かって、それぞれ将来の夢を抱き、希望に燃えていることと思う。20年前に生を受け、今日この門出の日を迎えられたのは、家族、友人をはじめ、皆さんのことを優しく、時には厳しく、見守り、支えてくれた人たちのおかげ。その人たちへの感謝の気持ちを忘れないでほしい」と話した。
実行委員制作による10分ほどの映像上映後、お祝いサプライズとして、お笑いトリオ「四千頭身」と、中野大好きで中野区在住の歌手・タレントの中川翔子さんから、それぞれメッセージが贈られた。四千頭身は「将来のことはそんなに明確に考えて動かなくてもいいのでは?と思う。中野区サイコー」と、中川さんは「一生の友人たちにも成人式の日のおかげで出会えた。すごくかけがえのない人生の宝物の日になると思う。中野は最強の区」と話した。
実行委員による「おわりのあいさつ」では、「これまでも、これからも大切にしていかなくてはならない言葉がある。それは『感謝』という言葉。全ての出会いが今の自分を形作っている。今一度、家族をはじめ、たくさんの人に感謝の意を伝える。この成人の集いが、そのような機会になればうれしい」と話した。
2部とも式典は滞りなく行われた。