「江古田の森」開園15周年を祝う「~つながる はじまる~春のハナミズキフェスタ」が3月21日、江古田の森公園(中野区江古田3)ハナミズキの丘などで開催される。主催は「中野ハナミズキの会」。
2007(平成19)年4月1日に開園した同公園。「中野ハナミズキの会」事務局の能津恵子さんによると、かつてこの公園の周辺にあった「野方苗圃(びょうほ)」は、米国から贈られたハナミズキの苗木や種子を繁殖・育成し、全国に送り出した場所という。同会は、1912(大正元)年に、日本から贈った桜のお礼に米国からもらった友好の花「ハナミズキ」を平和の花として、次世代に伝える活動をしていて、同公園のハナミズキの丘などでイベントを行っている。
同イベントは、午前の部、午後の部の2部制。午前の部の会場はハナミズキの丘で、和太鼓や津軽三味線奏者の塚本隼也さん、口笛奏者でベネズエラ音楽演奏家の武田裕熙さん、トロンボーン奏者の河野広明さん、紙芝居の「大和朗読の会」船山芙佐子さん、歌唱のつぼいえみさんらが演奏などを披露。午後の部の会場はプライムメゾン江古田の杜ウェスト内にある地域交流スペース「えごたいえ」で、小仲井宏美さんが振付を担当する舞踊バレエの「Dance Company HIROMIC」、しの笛奏者として再び塚本さん、朗読の船山さんらが出演する。
能津さんは「江古田でハナミズキのご縁が人と人をつなぐ、100年イベント。ハナミズキの話を知ってもらい、隣の誰かに届けてほしい。ハナミズキの丘でお待ちしている」と話す。
開演時間は、午前の部=10時、午後の部=13時。入場無料。3月中は関連企画として中野駅ガード下「夢ギャラリー」でポスターや写真などを展示している。