2023年に創立100周年を迎える東京工芸大学(中野区本町2)が7月17日、中野キャンパスにある芸術学部のオープンキャンパス(第2回)を開催する。
(関連フォト)オープンキャンパスにはAR(拡張現実)コンテンツを活用
写真・映像・デザイン・インタラクティブメディア・アニメーション・ゲーム・マンガの7つの学科をイメージした7人の妖精をAR(拡張現実)で登場させ、来場者が各学科の校舎・コーナーで自身のスマホから、リンクされたページを呼び込むことで学科の特徴を知ることができるようにする。ARを使ったオープンキャンパス企画は同校初の試み。そのほか、作品展示や学科紹介、施設見学ツアーなども行う。
写真学科のコーナーでは、撮影する際にフラッシュをたいたり、マンガ学科ではインクボトルから登場した妖精が文字を書いたりと、7つの学科それぞれの特徴を短時間で表現し、来場者が短時間で理解できる内容としている。コンテンツは、田邉順子芸術学部教授指導の下、デザイン学科映像情報デザイン領域に所属する4年生11人が中心となり、各アイテムに分かれて、それぞれが担当し制作したという。
開催時間は、全ての学科企画に参加する場合は、午前の部=10時~12時、午後の部=13時~15時で事前予約が必要。作品展示・ワークショップ・個別相談・全体説明会への参加は自由に見学できる(10時~15時)。第3回オープンキャンパスの実施は8月19日・20日、第4回は3月24日・25日を予定。
同大は、小西本店(現在のコニカミノルタホールディングス)創始者・6代目杉浦六右衞門が他界した後、その理想と遺志を後継した7代目杉浦六右衞門が東京府豊多摩郡代々幡町幡ヶ谷(現・渋谷区幡ヶ谷)の地に1923(大正12)年設立した「小西写真専門学校」を前身とし、「東京写真大学」から1977(昭和52)年に現在の名称に変わるまでは「写大」と呼ばれていた。神奈川県厚木市と東京都中野区の2つのキャンパスを持つ総合大学で、2023年に創立100周年を迎える。