「東京音頭」で「最大の盆踊り」のギネス世界記録に挑戦するイベント「Reborn Nakano(リボーン中野)」が7月17日、中野四季の森公園(中野区中野4)北側道路で開催される。主催は中野駅前大盆踊り大会実行委員会。
中野駅前大盆踊り大会は、日本民踊鳳蝶(あげは)流家元の鳳蝶美成(びじょう)さんらが中心となって、「中野ブランドの確立」「伝統文化の発展」「地域の活性化」「地域コミュニティーの推進」を趣旨とし、「盆踊りを通じて民謡や和楽器生演奏の良さを広く継承すること」を目的に開いてきた。昨年10回記念大会を開き、同時に「最大の盆踊り」のギネス記録挑戦も予定していたが、コロナの影響でこのチャレンジだけ延期となっていた。
鳳蝶さんは「昨年、アフターコロナを見据えて新たな一歩を踏み出そうと試みたものの、コロナの影響で学校閉鎖などを受け、延期となってしまったギネス世界記録挑戦に再チャレンジすることにした。中野サンプラザが7月をもって営業終了となることから、長年ランドマークとして君臨してきたことに対する感謝、サンプラ前で開催の第6回大会で大きく飛躍できたことに対する感謝と、新たな世界へ一歩を踏み出すという私たちの思いやメッセージ性を込めて開催する」と話す。
ギネスの認定は、その踊りに際した伝統的な衣装を着ること、5分間正しく踊ること、失敗の人数が10%以内に収まること、かつ2872人以上だった場合に、世界最高記録として認められる。
今回は、浴衣と帯を身にまとい、草履または下駄(ビーチサンダル不可)を履いた参加者3121人以上が同時に「東京音頭」を踊って記録を目指す。昨年中止となったときの目標は3000人だったが、「中野サンプラザの3、そして海抜からの高さが121メートルということで、3121人とした」と鳳蝶さん。「3121人以上の歓喜の輪を作ることで、必ず新しい一歩を踏み出せると信じている」とも。
鳳蝶さんは「3000人以上の踊り手や100人以上のスタッフがいて、初めてギネス世界記録が達成できる。踊りたい、一緒に世界記録を達成したい、職場の絆を深めたいなど、お誘い合わせの上参加してもらいたい」と呼びかける。ボランティアや寄付による支援も募っている。
当日の開始時間は16時。参加には中野駅前大盆踊り大会「ギネス世界記録に挑戦」特設サイトで事前申し込みが必要。中野駅前大盆踊り大会は8月5日・6日に開催される。