桃園通りと中野マルイ裏の間にある桃園会館に併設されている桃園稲荷(中野区中野3)前で2月17日、初午(はつうま)祭を祝う「行灯(あんどん)祭」が始まる。
数十年前から続く桃園稲荷の初午祭。その年の豊作を祈った農村の祭りが原型で、五穀豊穣(ほうじょう)と商売繁盛を願って行う。行灯祭は桃園稲荷周辺に80基以上の箱型あんどんを配し、夕方から明け方までライトアップ。同稲荷の花手水もライトアップを行い、23日には宵宮祭を行う。
今回は4年ぶりに同祭に関連した餅つき大会も実施、25日11時からは「あんこ」「きなこ」「甘辛しょうゆ」の餅1つずつの3個セットを100円で販売する。
「フラワーショップ花月」店主で桃光会桃園商店街の渡辺明恵会長は「戦前から毎年開催している初午祭。今年はお餅つきも復活する予定で、近隣の住民の皆さんのご健康やご多幸、商店街の皆さんの商売繁盛と健康を願って行う。自慢の幻想的な小道や花手水を見にきてほしい」と話す。
行灯祭のライトアップは2月29日まで。