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中野で町会・自治会「つながり広場」 「町会と創る、まちの未来」テーマに

ファシリテーター疋田恵子さんとあいさつをする町会・自治会発表者

ファシリテーター疋田恵子さんとあいさつをする町会・自治会発表者

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 まちの未来を考える仲間たちがつながるイベント「中野区つながり広場~町会と創る、まちの未来~」が2月17日、中野セントラルパーク(中野区中野4)地下カンファレンスホールで開催された。主催は東京都つながり創生財団。

(関連フォト)あいさつをする酒井直人中野区長

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 町会・自治会に地域の力を借りるなどのさまざまな課題解決の手法を知ってもらうため、これまで同財団として「まちの腕きき掲示板」「町会・自治会応援キャラバン」の2事業を展開してきたが、この事業を活用した町会・自治会は、防災やデジタル活用、多文化共生などの課題解決に取り組んできた。今回、こうした町会・自治会の新しい取り組みの成果を報告するとともに、地域で活動する企業や大学、NPOなど、さまざまな団体の人とのつながりをつくるイベントとして企画し、同財団と東京都、中野区が共同で開催した。

 会場内には中野区国際交流協会や認知症と地域をつなげる任意団体「MIKAN」などの団体ブース、トヨタモビリティ東京やケンコー・トキナーなどの企業ブースなどが並び、約200人の参加者が見守る中、酒井直人中野区長をはじめ、中野区町会連合会の吉成武男会長、東京都生活文化スポーツ局の柏原弘幸都民生活部長、小滝町会の岸哲也会長があいさつを行った。酒井区長は「中野区も、つながる・はじまる・なかのを街の将来像として掲げている。さまざまなシーンにおいて町会・自治会の持っているつながりは大変心強い。これからも連携して地域課題の解決に取り組んでいきたい」と話した。

 久保内総子さんがプレゼンを行った小淀西町会は「町会のデジタル化~公式サイトとウェブ申し込みで町会イベントのPRを強化~」を、石田修さんと矢野マイケルさんがプレゼンを行った野方東町会は「Englishサッカースクール~サッカーを通じた青少年健全育成と国際交流~」を、山本徳太郎さんがプレゼンを行った鷺宮西住宅自治会は「やさしい日本語を活用~多彩な顔ぶれによる防災訓練の実施~」を、それぞれ発表した。ファシリテーターはNPO日本ボランティアコーディネーター協会理事の疋田恵子さんが務めた。3つのプレゼン終了後、疋田さんは「どの町会も高齢化と町会員の減少が大きな課題で、それを解消するための素晴らしい取り組み」と話した。

 投稿された質問に対する質疑応答などを行った後、参加者と各団体や各企業との交流会が行われ、会はお開きとなった。

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