中野区内全域をカバーする中野経済新聞の2024年上半期PV(ページビュー)ランキングは、中野区内で営業をしている「行列ができる」ラーメン店を中心に6店舗が集結したラーメンイベント「中野いってらっしゃいフェスThe冷やしラーメン」の記事が1位となった。
PV1位から、「いってらっしゃい」ポーズを取る「中野いってらっしゃいフェス」の箕輪家店主・丸山紘平さん
ランキングは、今年1月1日から6月30日までの半年間に配信した「ヘッドラインニュース」のPVを集計したもの。10位までのランキングは以下の通り(カッコ内は掲載日)。
1. 中野四季の森公園で「中野いってらっしゃいフェス」 行列ラーメン店が集結(6/18)
2. 中野駅周辺が沖縄一色に染まる「中野チャンフェス」 過去最多エイサー参加(6/26)
3. 中野四季の森公園で「大江戸ビール祭り」 国内外のクラフトビール一堂に(4/18)
4. 中野マルイ地下に「ダイドコテラス」 鮮魚やフルーツなど食の専門店ずらり(3/6)
5. 中野坂上・宮下交差点近くに「一汁八菜膳」専門店 神楽坂から移転(5/1)
6. 中野駅南口・ナカノサウステラで「好きを交換する巨大カプセル」イベント(3/15)
7. 「五等分の花嫁∽」が中野区とコラボイベント アニメ放送5周年記念で(5/10)
8. 中野ブロードウェイ東側ふれいあいロード北に「ぶ器用中華シェイシェイ」(4/23)
9. 中野でオージー・ミートフェス オーストラリアの羊肉や牛肉の魅力伝える(4/1)
10. 中野セントラルパークにビアパーク 「一番搾り」とコラボ、手ぶらBBQも(6/6)
1位は、編集者・実業家の箕輪厚介さんの苗字を冠して一昨年11月にオープン、昨年のWBCの時にダルビッシュ有投手が後輩らと共に来店して話題になった「箕輪家 中野旗艦店」(中野5)店主・丸山紘平さんの「中野区内のラーメン店をみんなで盛り上げていきたい」という思いを形にした「中野いってらっしゃいフェスThe冷やしラーメン」開催前の記事。丸山さんの思いに応える形で、区内の大成食品や西武信用金庫(以上、中野区)、Seibii社(港区)らがサポートを決めた。参加店も行列店ばかりで、「むかん」「麺家たいせい」「ただいま、変身中。」(以上、中野区)、「ビンギリ」(杉並区)と大成食品とのコラボ店、「湯の台食堂」(秋田県にかほ市)ど箕輪家の6店舗となった。
2位は、2005(平成17)年に始まり今年で20回目を迎える「中野チャンプルーフェスタ」開催前の記事。中野区と沖縄の関係は長く、1970(昭和45)年に中野区青少年課の委託による「沖縄郷土の家」が開設されたことに始まるという。中野区内の沖縄料理店は20店を超え、特に中野駅北口に集中していることや、真南風エイサーや新道エイサーなど4つのエイサー団体があるなど、沖縄文化が根付いている。エイサー参加団体は過去最高の30団体。
3位のクラフトビールの祭典「大江戸ビール祭り」、9位の「オージー・ミートフェス」、29位の「四川フェス」などの食フェス、10位の「ビアパーク」や23位の「大道芸博」、25位の「中野ランフェス」などを含め、中野四季の森公園や中野セントラルパークで開催されるイベントが上位にランクインした。
4位の中野マルイ地下に「ダイドコテラス」、5位の中野坂上・宮下交差点近くに「一汁八菜膳」専門店、8位の中野ブロードウェイ東側ふれいあいロード北に「ぶ器用中華シェイシェイ」、12位の中野駅北口・昭和新道にラーメン新店、15位の中野駅北口・新仲見世商店街に高松の人気中華点心「茶寮」、19位の中野駅南口桃園通り路地裏に「呑み食い処 桃園食堂本丸」など、飲食店関連の記事も上位にランクインした。
6位の中野駅南口・ナカノサウステラで「好きを交換する巨大カプセル」イベント、7位の「五等分の花嫁∽」が中野区とコラボイベント、11位のテーマ・ジャンル・長編・短編不問の「東京中野文学賞」、14位の八分咲きで中野通りに「桜のトンネル」出現、16位の中野区役所新庁舎が落成、17位の現・中野サンプラザに最後の光を、などの記事はまちづくりや街歩き、中野区のシビックプライド醸成に資するものがランクインした。
今回のランキングでは、大型イベントや飲食店開店の記事が上位にランクインし、停滞していた経済が再び動き出すことを期待させる記事が多くランクインした。
中野駅周辺は今後、中野駅西口改札や南北連絡通路、中野サンプラザの建て替え、南口改札周辺、囲町地区などの再開発も控えており、新たな街の動きが予想される。連続立体交差の工事が進む西武新宿線エリアや、徐々に駅の整備が進む東京メトロ丸の内線エリアなども含め、ナカ経では下半期も、中野区内の動向や小さなハッピーニュースをいち早く伝えていきたい。