トニー・リナウドさんを追ったドキュメンタリー映画「The Forest Maker(森をつくる人)」の上映会とトークショーが10月10日、中野坂上ハーモニーホール(中野区本町1)で開催される。主催はチャイルド・スポンサーシップによる地域開発や緊急人道支援などを行う国際NGOである「ワールド・ビジョン・ジャパン」(同)。
(関連フォト)「The Forest Maker(森をつくる人)」予告編のサムネイル
「森を再生することは希望をよみがえらせること」と語り、アフリカや世界26カ国で森林再生を進めている「住民主体の自然再生アプローチ」の開発者トニー・リナウドさんが来日することを記念し、開催する同イベント。当日は、トニーさんの苦闘とライフワークを追ったドキュメンタリー映画「The Forest Maker」特別版を日本語字幕付きで上映するほか、映画コメンテーターのLiLiCoさん、同NGO支援事業第1部長の望月亮一郎さんが登壇。気候変動の影響を最も深刻に受ける途上国の人々の現状や、一本の木も植えずに600万ヘクタールもの緑を取り戻せたという「奇跡の」ストーリーの裏側、森林の再生がアフリカそして世界の子どもたちや人々にもたらす希望についてなどを語り合う。
開催時間は19時15分~20時45分。参加無料。定員は160人。参加申し込みはホームページで受け付ける。
イベント前日の10月9日には、トニーさんが中野東中学校(中央1)を訪問し、生徒と一緒に給食を食べ、「自然の大切さ」などを講演。イベント開催後の10月11日には同ホールで、同NGOによる「気候変動が開発途上国の人々に与える影響と対策」をテーマにしたシンポジウムも開く。