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宝仙寺で「中野で巡る四国霊場」-1日で四国八十八カ所巡りを体験

お砂ふみ巡礼のようす

お砂ふみ巡礼のようす

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 戦前に中野町役場があった宝仙寺(中野区中央2)で10月30日、「お砂ふみ巡礼~へんろの心、届けます~」と題した「中野で巡る四国霊場」が開催される。

会場となる宝仙寺

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 四国八十八カ所の寺院を巡るお遍路の旅は、弘法大師空海が修行した場所やゆかりの地をたどることでその功績を感じることができるもので、同イベントは、四国霊場が開かれて来年で1200年を迎えるのを記念した企画。集められた八十八霊場の「お砂」と「本尊お姿(びょうぶ)」が宝仙寺に配され、「お砂」を踏みながらお参りすることで、霊場にお参りしたのと同様のご利益があると伝えられている。

 同時に、奈良の長谷寺、京都の仁和寺、兵庫の中山寺、和歌山の金剛峯寺(こんごうぶじ)など弘法大師空海が開いた真言宗十八本山の種字(梵字)本尊掛け軸と「お砂」も集結し、四国八十八カ所お遍路巡りと同様、「真言宗十八本山お砂ふみ」も行われる。

 当日は2回の法話があり、11時には東日本先達(せんだち)会の遊佐俊和会長が、14時からは二十六番霊場の金剛頂寺住職の坂井智宏大僧正がそれぞれ法話を行う。

 宝仙寺は奥州・後三年の役を平定して凱旋(がいせん)帰京の途中にあった源義家によって平安後期に創建、陣中に護持していた不動明王像を安置するためだったといわれている。中野区内で最も広大な寺の一つで三重塔や仁王などの文化財も多数保有、江戸時代は将軍のタカ狩り休憩所、戦前には中野町役場も建っていた。

 開催時間は10時~15時。参拝料=1,000円。詳細はホームページで確認できる。

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