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西武信金、中野区教育振興会に寄付 対象12人分の奨学金相当金額分などを

寄付を受け取る安藤文隆会長(左)と西武信用金庫の高橋理事長(右)

寄付を受け取る安藤文隆会長(左)と西武信用金庫の高橋理事長(右)

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 中野区に本店を構える西武信用金庫が7月23日、中野区教育振興会が実施する奨学金事業への寄付贈呈式を本店(中野区中野2)で行った。

(関連フォト)あいさつをする西武信用金庫・高橋理事長

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 同振興会は1948(昭和33)年、戦後の混乱期に将来の日本や中野の教育の状況に危機を感じた区民の有志(学校関係者、起業家、議員、有識者など)が中野区の教育の振興のために立ち上げた都内で唯一のボランティア団体。1966(昭和41)年に財団法人、2013(平成25)年に公益財団法人になった。

 今回、同金庫が寄付の対象としたのは同振興会の実施する奨学金事業で、支給額は奨学金対象者15人のうち3人(東京中野ライオンズクラブからの支援分)を除く12人分の本年度分全額(1人=毎月1万1,000円)など。出席者は同信用金庫の高橋一朗理事長、永井一成経営企画部長らと同振興会の安藤文隆会長、高山義章副会長、加藤拓磨副会長ら。贈呈式では高橋理事長から安藤会長に目録が手渡された。

 高橋理事長は「野方で生まれた小さな小さな協同組合が、おかげさまで全国254の信用金庫の中、全国で7番目、東京では2番目に大きな信用金庫に育てていただいた。われわれが地域から頂いたご恩をお返しする番。これからは今まで以上に地域のために役に立つべく尽力したい。これからも、この活動を長く続けていただきたいと願う」と話した。

 安藤会長は「この度の寄付に、私たち一同はとても感激している。これからも一生懸命、子どもたちのために奨学金制度を進めたい」と感謝を伝えた。

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