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中野駅南口で「ナカノミナミ・ピクニックデイ」 「あったらいいな」を形に

昨年3月1日に完成した複合施設・中野駅南口「ナカノサウステラ」や現在区画整理事業を進める中野駅南口ロータリー周辺の様子

昨年3月1日に完成した複合施設・中野駅南口「ナカノサウステラ」や現在区画整理事業を進める中野駅南口ロータリー周辺の様子

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 「ナカノミナミ・ピクニックデイ-食べて遊んでアートにふれよう-」が11月9日、中野駅南口の「ナカノサウステラ」(中野区中野2)やファミリーロード周辺で開催される。主催は中野南口のまちづくりを考える会、共催は中野南口商店街、企画・運営は日本大学理工学部建築学科・都市計画研究室(泉山ゼミ)。

(関連フォト)「中野南口のまちづくりを考える会」の会議の様子

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 昨年3月1日に完成した複合施設・中野駅南口「ナカノサウステラ」や、現在区画整理事業を進める中野駅南口ロータリー周辺やファミリーロードなどを舞台とした実証実験として実施する同イベント。中野2丁目には、にぎわいの不足や回遊性の欠如、飲食店の不足といった課題があり、「ナカノサウステラ」の再開発や中野駅南口地区地区計画の策定に伴い、今後の街並みの変化が予想されるため、昨年5月に「中野南口のまちづくりを考える会」が発足。同エリアの未来を考え、日大の泉山塁威(るい)准教授の協力を得て、地域の意向を踏まえたまちの将来像に関する検討を重ね、そうしたまちづくりを進める上での試みとして、社会実験と各種調査を実施するという。

 企画の目的は、同エリア全体の魅力と回遊性向上を図るため、ファミリーロードの歩行者天国化や公開空地・駐車場等の空間活用を通じた滞留空間を創出し、将来的な空間活用の可能性を検討する。企画のコンセプトは、同エリアの課題である滞留空間や飲食店の不足、ポテンシャルである子どもやファミリーの増加を見込める立地を踏まえ、中野を彩る「3つの場=遊び場・たまり場・食べる場」の形成。これにより、子どもやファミリーが楽しめる場の創出や、飲食・交流ができる場の整備を行い、多様な活動が見える空間を実現する。

 「ナカノサウステラ」公開空地にはキッチンカーを配してピクニック気分が味わえるエリアを、ファミリーロードには絵画を設置し青空美術館を、三菱UFJ銀行中野駅前支店駐車場にはヨーヨーやペンダントが作れるワークショップで遊べる駐車場を、西武信用金庫本店にはみんなで同エリアのまちづくりを考えるアイデア募集ボードを設置するなどして、イベントのサブタイトル「食べて遊んでアートにふれよう」を具現化した。同時に、「自動車および歩行者の交通量・滞留行動の変化」「歩行者専用道路化に対する意向」「中野駅南口エリアの公共空間に対するニーズ」の調査も行う。

 開催時間は11時~16時。

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