中野経済新聞の2016年年間PV(ページビュー)ランキングは、「中野もみじ山通りの人気チーズケーキ専門店が閉店へ 40年の歴史に幕」の記事が1位に輝いた。
ランキングは1月1日から12月19日までに配信したヘッドラインニュースのPVを集計したもの。上位10位のランキングは次の通り(カッコ内は掲載日)。
1. 中野もみじ山通りの人気チーズケーキ専門店が閉店へ 40年の歴史に幕(11/22)
2. 「つけ麺」発祥の地「中野大勝軒」が65年目 坂口大将、故・山岸大将やつけ麺60年を語る(1/15)
3. 中野セントラルパークに人気店の「まかない飯」集結 もえあず全店舗大食いチャレンジも(11/7)
4. 中野ブロードウェイにレトロな謎の横丁 昭和風情漂う空間の正体は?(5/30)
5. 中野セントラルパークで「餃子フェス」 「最強のシェアめし」ギョーザの魅力発信(9/27)
6. 中野で「大・羊フェスタ」 「食べる」「作る」「売る」「学ぶ」人がつながる場目指す(10/25)
7. 中野で人気イラストレーターせきやゆりえさん作品「おっぱいちゃん」実写版展(4/6)
8. 中野駅北口にとんこつラーメン店「一蘭」 中野区初出店、名物「味集中カウンター」も(11/15)
9. 中野駅南口にラーメン新店 東久留米市の行列店が進出、自家製麺とWスープ売りに(9/23)
10. 「国産マッチョ」に会える季節イベント「マッチョカフェ」、中野で毎月開催へ(10/28)
下半期の記事が多くランクインした年間PVランキング。下半期からランクインした3位「人気店の『まかない飯』が中野に集結」、5位「中野で『最強のシェアめし』ギョーザフェス」、6位「中野で『大・羊フェスタ』開催」は、中野セントラルパーク(中野区中野4)で初開催した「食フェス」の記事で、JR中野駅近くの屋外会場の利便性なども注目された。
1位の「人気チーズケーキ専門店閉店へ」の記事は、創業40年目の今年67歳となった店主の小林春男さんが年齢や体の不調から引退を決意したことを伝えたもの。「本当に残念」「味を忘れたくないので閉店前まで通う」「中野でチーズケーキと言えばここしか思い浮かばない大好きな店」など、閉店を惜しむSNSでのコメントが目立った。閉店関連記事では「中野五差路近くの南仏古民家レストランが閉店へ」が14位となった。
2位は上半期1位を獲得した、「つけ麺」発祥の地「中野大勝軒」が創業65年目を迎えたことを伝えた記事。同店の坂口大将が、父親である故・坂口正安さんや「つけ麺」生みの親となった故・山岸一雄さん(東池袋大勝軒の初代大将)の思い出などを振り返った。8位の「とんこつラーメン『一蘭』」、9位の「東久留米市の行列店『竹屋』」、ともに中野区初出店の記事がランクインし、そのほか、16位に「中野のタイ屋台がパクチー激盛り『ダイナマイトラーメン』」、27位に「中野の人気ラーメン店が『ラーメン職人養成学校』開校」など、ラーメン激戦区の中野らしい話題も注目を集めた。
4位は、中野ブロードウェイ4階にできた「レトロな謎の横丁」の記事。工事をしている間、「まんだらけが飲食店やるんじゃない?」「焼き鳥屋さんができるみたい」などとうわさが飛び交い、中野経済新聞編集部に「中野ブロードウェイの4階に昭和風のすごい飲み屋街が作られているが、何か情報が入っているか」などの問い合わせも寄せられた。「謎の横丁」の正体は、アーティスト村上隆さん率いる「カイカイキキ」の中野オフィスだった。
7位は「中野で人気イラストレーターせきやゆりえさん作品『おっぱいちゃん』実写版展」、10位は「国産マッチョに会える季節イベント『マッチョカフェ』、中野で毎月開催へ」、ともに「肉体の芸術」関連記事となった。
飲食店に関する記事は、「おでんとイワナ骨酒の店」(11位)、「宮城漁師酒場」(17位)、「ぶり専門店」(18位)、「麦酒大学」(22位)、「保護猫カフェ」(23位)、「日本酒処」(24位)など。特徴のあるイベントでランクインしたのは「カンロでグミパ」(12位)、「都立家政でひどい似顔絵描き」(15位)、「沼袋小学校跡に釣り堀」(21位)、「中野で食いしん坊ツアー」(29位)という結果になった。
「昭和の街」エリアは風情を残しつつ、中野ブロードウェイを中心とした「サブカル」エリアには外国人観光客が増え、新エリアの「中野四季の都市(まち)」には、オフィスワーカーや大学生だけでなく、区外からの来街者や親子連れなども増加傾向にあるJR中野駅周辺。さらに今後、西口改札や駅ビル、南口ロータリー周辺、囲町地区などの再開発も控えており、新たなまちの動きが予想される。ナカ経では来年も広域中野圏の動向をいち早く伝えていきたい。