中野四季の都市(まち)エリアに2013年4月開校予定の帝京平成大学中野キャンパス(中野区中野4)で3月27日、中野キャンパス竣工記念式典が行われた。
テープカット行う冲永佳史理事長、冲永寛子学長をはじめ、田中大輔中野区長ら
同大学としては第5のキャンパス、「実学」を重視した新拠点として位置付けており、約1万6000平方メートルの敷地に3学部と大学院が入る計画。転入予定の学部は薬学部、現代ライフ学部、ヒューマンケア学部看護学科。大学院は薬学研究科、環境情報学研究科で、学生数は初年度約5500人を予定。
同キャンパスは地上12階、地下1階。最新の免震技術で施工され、自然エネルギーを積極的に活用することで環境負荷低減を図り、国土交通省主導で設定された環境性能(建築物が地球環境・周辺環境にいかに配慮しているかなどの)評価「CASBEE-Aランク」を目標とした環境配慮型キャンパスを実現している。
竣工記念式典では冲永佳史理事長、冲永寛子学長をはじめ、田中大輔中野区長らがテープカットを行った。冒頭のあいさつで冲永佳史理事長は「色々なご縁、幸運もあり、また様々な方々の多大なるご協力で、この中野の地に大学を開校することができた。都会の中で、特に医療という切り口でコミュニティ形成を図ることも大きなテーマのひとつ。学部それぞれ色々なテーマが存在すること、これらを設置した意味を学生に理解させながら、地域と連携して行きたい。」と話した。その後、列席者はキャンパス内を見学し、祝賀会も執り行われた。
同大学では5月14日から親子広場「プリプリキッズ・ユニバ」を学内に設けて地域の子育てを応援する。同25日には、中野区民を対象に「大学街の誕生~大学の役割、地域の期待~」をテーマとした中野キャンパスオープン記念講演・シンポジウムを、同時期に中野キャンパスを開校した明治大学と共同で開催する。6月8日には、医療関係者を対象に、「これからの医療の在り方と専門職連携の重要性」と題した同大学中野キャンパス開設記念講演を開催する。