JR中野駅と西武新宿線新井薬師駅の中間に位置する薬師あいロード商店街に7月26日、「北海道アンテナショップ」(中野区新井1、TEL 03-5942-6354)がオープンした。
北海道で「食と観光」による地域活性化を推進するTAISHI(北海道札幌市)が仕掛ける北海道物産を中心としたアンテナショップで、道外にはあまり流通していない「名産品」を中心に約300種類の商品を販売するほか、売れた商品、売れない商品の理由など、商品のマーケティングリサーチも行う。
取り扱う商品は名寄市東洋肉店「らむじんぎすかん」(2,000円)、札幌市佃善「じゃが豚」(3,150円)、海十(わたり)丼(3,150円)などの業務用冷凍食材のほか、富良野市JAふらの「枝豆のポタージュスープ」(350円)などのレトルト食品、札幌市データクラフト「ホタテがいーネ!ラーメン」「昆Boo!ラーメン」(以上280円)などのインスタント食品、札幌市ロジネットジャパン「大雪山ゆきのみず」(150円)、札幌市タングロン北海道「タングロン」(280円、4個パック)、中標津町ラ・レトリ「飲むヨーグルト」(580円)などのドリンクも用意する。
西東京の人たちが有楽町にある北海道アンテナショップ「どさんこプラザ」へ足を運ぶのには遠すぎることから、西東京の入り口である中野に店舗出店を決めた。JR中央線の中野駅と西武新宿線の新井薬師駅のほぼ中間に位置する同商店街は、アンテナショップとしては「最適」と判断したという。
同社プロジェクトディレクターの木村潤一郎さんは「ひょんなことから中野の商店街の人と知り合い、親身になって考えてくれる不動産屋さんと出会い、観光協会とも協業を話し合いながら、やっとこの日を迎えることができた。関東の人たちに素晴らしい道産食品をもっと知っていただき、ぜひ北海道にも足を運んでほしい。そして地場産業をさらに活性化できるよう尽力したい」と話す。
近い将来、3店舗ほど増やし、北海道と東京のパイプを太くしながら、一般消費者だけでなく飲食店への食材提供も視野に入れた多店舗展開を図るとともに、店舗内と商品提供農家との「skype」接続などで消費者との双方向コミュニケーションを図ることを目的とした定期的なイベントを検討しているという。
なお、同店では現在店舗名を募集している。
営業時間は10時~20時。