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「劇団スタジオライフ」、中野区長を表敬訪問 絵本の読み聞かせ事業説明も

脚本・演出家の倉田淳さん(左)、酒井直人中野区長(中央)、団長の藤原啓児さん(右)

脚本・演出家の倉田淳さん(左)、酒井直人中野区長(中央)、団長の藤原啓児さん(右)

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 来年結成40周年を迎える俳優が男性だけの「劇団スタジオライフ」の脚本・演出家の倉田淳さんと団長の藤原啓児さんが6月25日、酒井直人中野区長を表敬訪問した。

(関連フォト)区長表敬訪問の様子

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 同劇団は1985(昭和60)年に故・河内喜一朗さんと脚本・演出家の倉田淳さんが結成し、1987(昭和62)年から男優が女性役も演じる手法を取り、現在は男優約40人が在籍する。男優のみで構成されていることや、劇団唯一の女性・倉田さんの舞台演出で、幅広い世代の女性から人気を集める。1992(平成4)年には中野区新井に小劇場「ウエストエンドスタジオ」を開設。以後、ここを本拠地として活動する。

 倉田さんは「来年結成40周年を迎えるのを機に、また、コロナで劇場や演劇関連の事業が大きな打撃を受け、コロナが5類となって一定の収束となってきたこともあり、これから劇団として絵本の読み聞かせなどの新たな事業を展開していく中、地域や行政との交流をより一層深めていきたいと考え、区長の元を初めて訪れた」という。

 表敬訪問では酒井区長をはじめ、中野区側は高村和哉シティプロモーション担当部長、矢澤岳秘書課長兼広聴広報課長が同席、劇団スタジオライフ側は倉田さんと団長の藤原啓児さんが参加。「これまでのスタジオライフのこと」「コロナ禍での演劇界の苦悩」「これからのスタジオライフのこと」「演劇ワークショップや絵本の読み聞かせなどのこと」を話題に、今後さまざまな形での連携や支援の可能性を話し合った。

 酒井区長は「スタジオライフは漫画家・萩尾望都さん原作『トーマの心臓』や手塚治虫さん原作『アドルフに告ぐ』などの人気作品もある。東野圭吾さん『白夜行』なども。中野のサブカルチャーにも通ずるこれらのコンテンツを何らかの形で、もっと広い範囲で知っていただけるよう皆で考えていきたい」と話した。

 最後は酒井区長、倉田さん、藤原さんで記念撮影を行った。

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