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中野駅周辺で街中アール・ブリュット展 織田学園と着物やスイーツコラボも

織田きもの専門学校の生徒が作品から感じたことを着物で表現

織田きもの専門学校の生徒が作品から感じたことを着物で表現

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 「NAKANO街中まるごと美術館!アール・ブリュット ~人の無限の想像力を探求する2025~」が1月25日、JR中野駅周辺などで始まる。主催は愛成会(中野区中野5)や商店街などから成る実行委員会。

(関連フォト)メインビジュアルは横溝さやかさんの作品「ベルギーシーズンカーニバル」

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 アール・ブリュット(Art Brut)は「生(き)の芸術」という意味のフランス語で、正規の美術教育や文化潮流とは違い、作者独自の方法・発想で制作された芸術の総称。障害のあるアーティストの芸術も含まれる。15年目を迎える今回のテーマは「セカイをイロドリつなぐ虹」。日本とベルギーの国際交流によるアール・ブリュット展「Ikigai(いきがい)」と連携し、日本だけでなくベルギーからも作家が参加し、計20人のアーティストの作品を展開する。

 同イベントでは、「商店街×文化芸術×福祉」が協力し合って、日常の身近な場所に障がいがある方を含む多様な人の表現や価値観に触れる機会を設けることで、多様性を尊重する人やまちづくりにつなげることを目指している。

 全日程を通して、中野駅周辺の「中野ブロードウェイ商店街」階段ギャラリー、「中野サンモール商店街」空中ギャラリー、「中野南口駅前商店街」看板ギャラリー、「中野レンガ坂商店会」坂道ギャラリー、中野マルイ(中野3)隠れ家ギャラリーの5つのギャラリーで、作品をタペストリーやポスターで展示する。

 1月25日~2月18日は、中野ブロードウェイ1階「バッグショップAOKI」、三井住友信託銀行中野支店、西武信用金庫本店に、それぞれ一人の作家の作品を展示する。

 2月1日~20日は、なかのZERO(中野2)西館2階「美術ギャラリー2」で、実際に作品を展示するアール・ブリュット展「セカイをイロドリつなぐ虹」を開催。内園明日美さん、木村康一さん、坂元郁代さん、戸舎清志さん、横溝さやかさん、エヴァ・ナウウェラーツさん、オーガスト・デ・ピュイセレールさん、カレル・レーネンさんの作品を展示する。関連して、2月8日には横溝さやかさんのライブパフォーマンス、同9日にはギャラリートークイベント、同15日には国際交流ワークショップ「アートでつながる虹色のセカイ」を開く。

 2月8日には、織田学園とのコラボを展開。織田製菓専門学校の学生たちが、アール・ブリュット作品から食材や味、香り、食感などを想像して製作したスイーツ6種類を同学園内「パティスリー・オダ」で販売するほか、織田きもの専門学校の学生たちが、作品を鑑賞して感じたことをトータルコーディネートで表現した着物作品を、アール・ブリュット展会場内(なかのZERO)に展示する。

 2月23日まで。

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