JR東中野駅近くの総合専門学校「東京テクニカルカレッジ」(中野区中野4)は4月から、「Web動画クリエイター科」を新設する。
同校は、東京工科自動車大学校(中野区、世田谷区)、東京工科専門学校(品川区)を有する小山学園の工業系総合学園として今年25年を迎え、「建築・インテリア」「ゲーム・情報・Web」「環境・バイオ」分野をカリキュラムの主とした専門学校。今回、インターネットの世界で急激に進化を遂げている「動画」に着目し、動画コンテンツを制作する幅広い知識を身につけるだけでなく、動画を軸としたウェブクリエーション技術やプロデュース全般を範囲とする「Web動画クリエイター科」を4月から新設することを決めた。
3月8日には同科新設記念として、「動画がリードするWebの世界~YouTube成功の実践法則~」と題して講演会を開催する予定。講師はクリエーティブディレクターでユーチューブ関連のノウハウ本なども出しているインプリメント(中央区)の木村博史社長が務める。「スマホを使ったYouTube動画の作り方」「これからのWeb業界の動向について(Webプロデューサー川辺伸司さんとの対談)」「Web動画クリエイター科とWeb業界」などについて講演する。
同校情報処理科の井坂昭司さんは「ウェブの世界もスマートフォンの出現により、どこでも気軽に動画が見られる時代になってきたし、手軽に動画を撮り編集してユーチューブなどにアップできるようになった。ユーチューブを活用したビジネスも盛んで、ウェブの中でも動画というコンテンツがリードする時代に入ったと感じている。今回のWeb動画クリエイター科の新設は、動画などデジタルコンテンツを制作し、ウェブで表現できる技術者を育成するため」と話した。
記念講演で講師を務める木村さんは「ユーチューブに代表される配信プラットホームの活性や社内イントラでの動画共有など、実際の現場でもウェブと動画のボーダーを超える技量が求められていることを実感している。この学科はまさに、そんな時代を捉えた実務ニーズの高い学科。今回の講演では動画配信をより身近なものに感じられるよう、分かりやすい言葉で動画にチャレンジするきっかけを提供したい」と意気込む。
3月8日のセミナーの開催時間は13時~15時。電話かメールで申し込む。