東中野の「レパートリーシアターKAZE」(中野区東中野1、TEL 03-3363-3261)で2月8日から、「東京演劇集団 風」の新作公演「Voices In The Dark 分解された劇場あるいは人間ゴミ箱」が行われる。
同演目は全24 の断片によるモノローグ集から、エリック・ドゥニオーさん率いる美術芸術集団「カーラバ集団」が8場面を構成した人形劇。2009年の初演以来、フランス、イタリア、ポーランド、ルーマニア、ハンガリー、レバノンの各国で、これまで150 回以上の上演を重ねている。
ストーリーは、戦後おびただしく散乱する死体を回収する完璧な自動運転機械の修理工、「至高の幸福のため」義務化された無料サービスの洗脳を推奨する洗脳官、輪っかの中の男などが登場し、近所の人や通勤途中でいつも見かける「あの人」のことだと勘違いしかねない多様な人間たちの姿を、拳ほどの大きさのマスクやパペットに命を吹き込み描く。
2月11日と12日の終演後には、カーラバ集団とのアフタートークとパペットを使ったワークショップを開催する。
平日は19時開演、土曜・日曜は14時開演。チケットは、大人(当日券)=4,000円、学生=3,300円。2月12日まで。