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中野で「下町サミット」開催へ 「おみせをつなぐ、ものづくり」テーマに

伝統工芸を守り続ける和せいろメーカー「大川セイロ店」の大川良夫さん

伝統工芸を守り続ける和せいろメーカー「大川セイロ店」の大川良夫さん

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 キリングループ本社(中野区中野4) 18階「Nagomi(なごみ)」で11月16日、「下町サミット in 中野」が開催される。主催は中野区産業振興推進機構(同)を中心とした実行委員会。

(関連フォト)「奇妙かわいい」がコンセプトのアパレルメーカー「pays des fees(ペイデフェ)」

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 荒川区の若手経営者らが中心となり2014年5月に初開催し、以後2020年までに東京全23区で開くことを目標としている同サミット。すでに大田区・葛飾区・品川区など12の区で行って、中野区は13区目となる。

 今回のコンセプトは「おみせをつなぐ、ものづくり」。実行委員会によると、同区は小売業、卸売業、飲食業などのサービス事業者が全事業所数の72%を占める「おみせ」の多い区であるという。同区内で製造業を営む実行委員長の小島豊司さんは「もともと同サミットは製造業の多い23区東側の地域を中心に発足しているので、参加者も『ものづくり』に携わる人の割合が多い。今回は中野区の『おみせ』と『ものづくり』に携わる人とで『つながり』をつくり出せないかと考えた」という。

 プログラムは、田中大輔中野区長をはじめとした来賓や主催者のあいさつ、区内事業者のインタビューや映像を流すなど「プチ中野祭り」と題した第1部、「事業継続と『つながり』の持つ力」をテーマにしたプレゼンテーションと、ブースを構える区内事業者や参加者らによるディスカッションを行う第2部、第2部のディスカッション内容の発表や懇親会を行う第3部の3部構成。

 中野区側の参加事業者は、今年10月3日に100周年を迎えた中華麺メーカー「大成食品」(新井2)、伝統工芸を守り続ける和せいろメーカー「大川セイロ店」(上高田1)、ラムネやサイダーのメーカー「東京飲料」(新井4)、中野ブロードウェイ4階にある「奇妙かわいい」がコンセプトのアパレルメーカー「pays des fees(ペイデフェ)」(中野5)ら6事業者。事業者は商品紹介ブースに商品を陳列するほか、ディスカッションなどにも参加する事業者も。

 開催時間は17時30分~20時30分。参加費は1,000円。定員は100人。「下町サミット in 中野」ウェブサイトから事前申し込みが必要。

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