中野ブロードウェイ(中野区中野5)地下1階に12月7日、蒸し野菜のイートインコーナー「すぐ食べられる八百屋さん」がオープンした。
蒸した野菜を50グラム単位で選べ、テークアウトやその場でも食べられる同店。店主の富重隆文さんは大手監査法人の会計士から脱サラして、かねて計画していた同店をオープンさせたという。「一人暮らしをしていた時、ラーメンや牛丼など外食が多くなり、野菜も食べないとと考えながら自宅まで歩いていたが、きちんとした野菜を食べられる場所が全然なかった。適正価格で、手軽に野菜を栄養として取ることができるような、自分が欲しかった場所を作った」と話す。
今のところ提供メニューはほぼすべて蒸した野菜のみで50グラム単位で販売。「たまねぎ」(40円)、「はくさい」(50円)、「にんじん」(70円)、「かぼちゃ」(70円)、「じゃがいも」(50円)のほか、「ゆでちぢみほうれん草」(190円)や「じゃがバター」(80円、以上50グラム)などで、それぞれの産地も表記している。テークアウトも可能で、使い捨て容器はプラス20円、通常容器はプラス60円となる。
富重さんは「この店のこだわりは、産地も明確できちんとした質の良い蒸し野菜を適正価格で提供すること。普通の家庭のお母さんが出してくれるような。蒸してあるのは栄養が逃げづらく、食べやすいように。中野は一人暮らしの独身男性が多くいる街。外食してもこの場所に立ち寄って、野菜の栄養を補充して帰っていただけたら。みんなが健康であることに一役買いたい」と話したほか、「この場所でマルシェなどの開催や、野菜ジュースなども提供したい」とも。
営業時間は10時~20時。水曜定休。