東中野の映画館「ポレポレ東中野」(中野区東中野4)が6月30日から、ミャンマーの北東部にある古都マンダレーで活躍するティーンエージャーのミュージシャンを追ったドキュメンタリー「マンダレースター」を上映する。
同映画は、大きさの違う太鼓を並べて旋律を奏でるというミャンマーの民族音楽には欠かせない打楽器「サインワイン」も演奏する女性ボーカリスト、ピューさんを中心とした楽団と、「サインワイン」の製造風景なども収めた音楽映画。監督は、前作「Beauty of Tradition~ミャンマー民族音楽への旅~」で独特な映像感覚と詩情を披露したミュージシャンの川端潤さん。前作同様、タッグを組む万琳はるえさんは撮影や取材を担当した。
エッセイストの能町みねこさんは「マンダレーの空気は弛緩(しかん)しているけど厳かで、歴史を感じるけどド派手で。そんな空間を、そのまま全部丸出し。それこそ主人公が歌い奏でる舞台のように、何もかも丸出し。魅惑の空気感」とコメントしている。
映画公開期間中には、ミャンマー音楽やミャンマーに関心の深いゲストを招いてトークイベントも開く予定。トークイベント開催日にはミャンマービールの販売も行う。同映画の鑑賞券には、今年の夏にエアプレーンレーベルから発売される主人公ピューさんのCDには収録されていないオフテイクなどを収めたCDを進呈する。
上映開始は21時。料金は、当日一般=1,700円。トークショーの詳細内容は同館ホームページで確認できる。