精神科病棟に長期入院する患者たちの心の揺れを見つめるドキュメンタリー映画「オキナワへいこう」の上映が12月21日、東中野の映画館「ポレポレ東中野」(中野区東中野4)で始まる。
(関連フォト)映画「オキナワへいこう」ポスター © 映画「オキナワへいこう」
大阪府堺市にある浅香山病院の精神科病棟で何十年と長期入院している患者の一人、益田敏子さんが「生涯のうちに一度でいいから、沖縄へ行ってみたい」という夢を語ったことをきっかけに、有志の看護師たちが、その夢を実現させようと動き出すドキュメンタリー。監督・撮影・編集は写真家でもある大西暢夫(のぶお)さん。
大西さんは1968(昭和43)年岐阜県揖斐郡出身。写真家・映画監督の本橋成一さんに師事。ドキュメンタリー映画「水になった村」「家族の軌跡」を製作し、映画は今回で3本目となる。月刊誌「精神科看護」の取材で、全国の精神科病棟を現在も撮り続けている。精神科特有の長期入院に疑問を抱きながら、患者と寄り添う取材を続けている。
上映開始時間や料金などは「ポレポレ東中野」ホームページで発表する。