中野駅南口の中野マルイ裏にある桃園会館(中野区中野3)前に4月6日、周辺飲食店が集まって弁当を販売するエリア「裏レンガ坂TAKEOUTストリート」がお目見えした。
(関連フォト)桃園会館前での「裏レンガ坂TAKEOUTストリート」)
新型コロナウイルスの影響で実業桃光会桃園商店街の飲食店の経営などに大きな影響が出ていることを踏まえ、スパイス料理レストラン「roji(ロジ) spice&_____」店主の蟻塚純さんを中心に経営者が意見を出し合い、テークアウトメニューの共同販売を始めた。参加店は「roji」のほか、休業宣言していた酒場「中野テリトリ」やカップ酒「りんりんりん。」、ワイン蔵「BANKAN」、沖縄居酒屋「にぬふぁ星」、呑処「ひろし櫻」の6店舗で、ランチタイムに各店自慢のテークアウトメニューを販売している。
蟻塚さんは「とにかく指をくわえて待っているだけではだめだと思った。テークアウトメニューはどの店も用意していなかったが、この企画をみんなで盛り上げるために、それぞれ研究して自慢のメニューを用意した。中野マルイの裏通りなので、中野マルイが休業したのはダメージが大きいが、近所でテレワークをしている人や高齢の方々、お子さんのいるファミリーにもよく買っていただいているので、今のところ継続していくつもり」と話す。
「りんりんりん。」店主のリンダさんは「『どの店のテークアウトメニューを買おうか迷っちゃう』という常連さんが、各店自慢のランチを選ぶサイコロシステムを作ってくれた。隣の弁当を買うと角が立つと思って何個も買ってくれていたお客さんも、これで安心して一つだけを買うことができると評判」と話す。
「裏レンガ坂TAKEOUTストリート」の開催時間は11時30分~14時。その他の時間は各店が独自のテークアウトメニューを販売している。