博多に本店を構える「えびすやうどん」(福岡市博多区住吉2)の中野店(中野区中野5、TEL 03-5318-9416)が5月12日、中野駅北口ふれあいロードにオープンした。
本店の2代目・前田将登さんが考案した「カルビぶっかけうどん」が、2014(平成26)年9月に大阪の万博記念公園(吹田市)で開催された日本一のうどんを決定する「U-1グランプリ」で準優勝したことで、一躍行列のできる有名店となった「えびすやうどん博多」。前田さんは「自分のうどんでぜひ東京で勝負してみたいと前々から思っていたが、東京でのコネクションや他の店舗の運営ノウハウがなく迷っていた」という。もともと知り合いだった「築地銀だこ」などを展開する「ホットランド」(中央区新富1)の佐藤守男社長に相談したところ意気投合し、「えびすやうどん」がレシピなどの提供、「ホットランド」は運営というコラボレーションが実現した。席数はカウンター7席。店長はホットランドの金井陽平さんが務める。
麺は福岡県産小麦を使ったもちっとした中にもコシがあるという無添加オリジナル平打ち麺。ダシは羅臼昆布を使い、数種類の削り節を独自の配合でブレンド、福岡県産の厳選しょうゆを使った秘伝のかえしを合わせたもの。メニューは、同社が厳選した牛カルビを使っている看板メニュー「カルビぶっかけうどん(温・冷)」、博多うどんの代名詞「肉ごぼう天うどん(温)」(以上780円)、「月見とろろぶっかけうどん」(680円)、「かけうどん(温)」(480円)、「ぶっかけ(温・冷)」(550円)のほか、「とり天丼」や「ビビンバ」(以上、セット=250円、単品=380円)や各種トッピング、瓶ビールなどのドリンク類も用意する。
金井店長は「本当は1カ月前にオープンする予定だったが、新型コロナのために時間がかかってしまった。何とかオープンで来てホッとしている。ちなみに私たちの事業の柱である『築地銀だこ』の東京進出1号店は中野だった。今回も『えびすやうどん』の東京初進出が中野。何かご縁を感じる。自分たちの作る博多で人気の自慢のうどんをぜひ一度食べてみてほしい」と話した。
営業時間は11時~23時。