沖縄エイサー踊りの披露を中心としたイベント「中野チャンプルーフェスタ(通称=チャンフェス)2022」が7月17日、中野サンプラザ前広場(中野区中野4)や中野区役所前など中野駅北口周辺5エリアで開催される。主催は中野北口昭和新道商店街(中野5)を中心とする実行委員会。
(関連フォト)世界的アーティスト喜納昌吉さんバージョンのポスター
同イベントは2005年に始まり今年で18回目。昨年と一昨年は新型コロナウイルスの影響でリアル開催を中止としたが、オンラインイベントとして開催した。中野区と沖縄の関係は長く、1970(昭和45)年に中野区青少年課の委託による「沖縄郷土の家」が開設されたことに始まるという。中野区内の沖縄料理店は20を超え、特に中野駅北口に集中している。沖縄本土復帰50周年の今年は、同イベントを記念企画に位置付ける。
会場は、ステージイベントや屋台村を展開するメイン会場の中野サンプラザ前、中野区役所前、JR中野駅北口改札前広場、中野サンクオーレ広場、中野北口昭和新道商店街の5会場。メイン会場では沖縄県糸満市西崎青年会や中野区内のエイサー団体のエイサー演舞披露や、沖縄県コザ市の生んだレジェンドミュージシャン喜納昌吉さんのライブなどが行われ、聖地とされる「昭和新道」とその周辺ではエイサーの練り歩き「道じゅねー」が行われる。
前日の16日18時~20時には前夜祭として、映画「未来を獲れ~伝統エイサーを支える3人のシンカ~」の上映会を昭和新道のレンタルスペース nakanof」で開催する。
実行委員長の長谷部智明さんは「コロナウイルスという得体の知れない感染性が私たちの暮らしを一変させ、あらゆる祭りとイベントができなくなり2年半が過ぎた。もうもとの日常には戻らないのじゃないかと思った時期もあったが、『明けない夜はない』の言葉通り、ようやく普通が戻りつつある。コロナ対策を万全に、来場のみなさまに安心して楽しんでいただける祭りを復活させる。今年は沖縄本土復帰50周年という節目の年でもある。沖縄が生んだ中野の鼓動を響かせる『東京の夏開き』に乞うご期待」と話す。
開催時間は11時30分~20時。雨天決行。