写真家・うつゆみこさんの個展「いかして ころして あたえて うばって」が7月14日、廃業した街の写真館をリノベーションしたギャラリー&バー「スタジオ35分」(中野区上高田5)で始まる。
うつさんは1978(昭和53)年、東京都生まれ。2001(平成13)年、早稲田大学中退。東京写真学園写真の学校を修了後、「松濤スタジオ」に勤務し、写真家活動を始める。第26回「写真ひとつぼ」展グランプリ受賞。国内外で写真展を開催している。写真集に「はこぶねのそと」(2009年、アートビートパブリッシャーズ)、ZINE(ジン)に「PORTRAIT」「うつつのゆめ」「Charming Charms」など。現在は写真家活動をしながら写真の学校で講師を務め、個人教室も行っている。
同展ではうつさんの写真の展示・販売するほか、オリジナルZINEやTシャツの展示販売も行う。
ギャラリー店主の酒航太さんは「2児の母をしながら、写真家として活動するのは全く容易なことでない。限られた時間の中、日々奮闘している。本展示もギリギリまで作品を制作していて、正直私もどのような展示になるのか分かっていない。展示タイトルと文章が送られてきた時、うつさんは素直で赤裸々で楽しい人だと思った。これから彼女が生み出すであろう作品を想像するとワクワクする」と話す。
開催時間は16時~22時(日曜は13時~19時)。日曜~火曜定休。8月7日まで。作家在廊日にはポートレート撮影も予定する。