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「ギャラリー冬青」で写真家・岡崎正人さん写真展 ピンホールパノラマカメラで

岡崎正人さんの作品 © Masato Okazaki All Rights Reserved

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 写真家・岡崎正人さんの写真展「『掌(たなごころ)の残像』不確かな希望」が7月1日、中野の「ギャラリー冬青」(中野区中央5、TEL 03-3380-7123)で始まった。

(関連フォト)写真家・岡崎正人さん

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 岡崎さんは1959(昭和34)年、高知県生まれ。1978(昭和53)年から日本大学芸術学部写真学科で写真を学び、同芸術研究所を経て、1985(昭和60)年から本格的に作家活動を開始。同展は、大型のピンホールカメラ(12×6インチ)によるレントゲンフィルムで撮影した風景作品で、さまざまなケミカルトーニング(簡単に説明を入れてください)を施したシルバーゼラチンのコンタクトプリント(14×8インチ)作品25点を展示。使用したフィルムは1980(昭和55)年ごろに製造されたもの。撮影に使用したカメラも展示している。

 岡崎さんは「今回の個展、制作期間がほぼ1年。若者並みに集中した期間だった。タイトルの『掌の残像』は川端康成の16歳の日記を収めた最初の作品集『掌の小説』から。40年前の廃棄されるフィルムと、偶然持ち合わせたピンホールカメラのパーツ、これで作るしかない。そんな、10代の自分が乗り移ったような1年間だった」と振り返っている。

 開廊時間は11時~19時。日曜・月曜・祝日休廊。今月30日まで。

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