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中野の名所や史跡を講談師と巡るツアー 観光大使・神田山緑さんの講談とともに

講談師で中野区観光大使の神田山緑さん

講談師で中野区観光大使の神田山緑さん

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 中野の名所・史跡を巡る観光ツアー「講談師と巡る名所&旧跡 中野観光ツアー」が11月13日、実施される。企画は中野区観光協会。

(関連フォト)「講談師と巡る名所&旧跡 中野観光ツアー」メインビジュアル

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 同イベントでは中野区観光大使でもあり、講談師でもある神田山緑(さんりょく)さんとともに、徒歩や貸し切りバスで移動しながら、中野の名所・史跡を半日かけて巡る観光ツアーイベント。山緑さんや女流講談師の神田しおんさんが講談調なトークで分かりやすく説明しながら、貴重な場所や舞台裏なども案内する。

 山緑さんは1976(昭和51)年生まれで東京都中央区日本橋出身。2005(平成17)年に講談師の道を目指し、神田すみれさんに師事。2015(平成27)年に中野区観光大使就任。2018(平成30)年3月には真打に昇進し、現在は生徒数約250人で日本最大級の講談教室となった一般社団法人日本話道家協会を主宰する。

 ツアーは、集合場所となっている「中野四季の森公園」(中野4)をスタートし、江戸第5代将軍・徳川綱吉の「生類憐(あわれ)みの令」でできた「犬屋敷」跡碑、能楽堂での体験を予定している「梅若能楽学院会館」(東中野2)のほか、「中野区立歴史民俗資料館」(江古田4)、「江古田の古戦場」の碑(松が丘2)、日本唯一で世界でもまれという哲学のテーマパーク「哲学堂公園」(松が丘1)を巡る。

 観光協会事務局長の鈴木秋穂さんは「サブカルやグルメの印象が強い中野だが、実は歴史的にも奥が深い場所。東中野に能楽堂を構える梅若会のルーツは奈良時代の橘諸兄にまでさかのぼり、現56世当主・四世梅若実桜雪さんは人間国宝としても能楽の普及に尽力している。哲学堂公園では妖怪の像も見ることができる。普段見ることや聞くことができない特別な内容を用意しているので、ぜひご参加してほしい」と呼びかける。

 ツアー開始は11時30分。参加費用は5,000円。申し込み期限は10月31日。申し込み方法など詳しくは同協会ホームページで確認できる。

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