「2022なかの東北応援まつり」の目玉イベント「青森ねぶた」の運行が10月29日の夕方、中野四季の森公園北側の公道を通行止めにして行われた。
「青森ねぶた」の運行は3年ぶり。「秋田竿燈(かんとう)まつり」「盛岡さんさ踊り」「山形花笠まつり」「仙台すずめ踊り」「福島わらじまつり」と、青森県の「黒石よされ」の行列の後に登場したのは「海豚(ふぐ)の諏訪参り」「浦島太郎」「金太郎」「桃太郎」の順で小型ねぶた4基。暗闇の中で動き回るねぶたに、沿道に詰めかけた観客からは「すごい」「かわいい」などの歓声が上がっていた。
次に現れたのは跳人(はねと)パレード。酒井直人中野区長や内川和久中野区議会議長らを先頭に、ミスター跳人グランプリの跳人名人らがパレードを引っ張り、当日申し込んだ約200人の衣装に身を包んだ跳人が、「らっせっらー、らっせっらー」の掛け声とともにねぶた運行を盛り上げた。
太鼓や笛の音楽隊のあと、トリに登場したのは幅約7メートル・奥行約5メートル・高さ約4.5メートルの中型「勿来(なこそ)の関 八幡太郎義家」ねぶた。約20人がねぶたの下に入って運行した。沿道の子どもたちからは「大きい」「すごい」「乗ってみたい」などの声、大人からは「頑張って」「ありがとう」などの声が聞かれた。
「青森ねぶた」は30日の13時30分からも同じ形で運行した。