東京工芸大学(中野区本町2)の学生が制作したゲームを楽しんでもらうイベント「コウゲイゲームショウ2023」が1月6日、同大学中野キャンパス6号館(弥生町1)で開催される。
(関連フォト)東京工芸大学「コウゲイゲームショウ2023」メインビジュアル
来年で創立100周年を迎える同大学。同イベントは100周年記念イベントで、演習授業を通じて学生が制作したテレビゲームやVRゲーム、ボードゲームなど、ゲーム作品を一般公開し、試遊してもらうというもの。試遊できるゲーム8作品は、年間を通して学生自らがチーム編成、企画立案・プレゼン、制作、展示場所の選定、展示までを一貫して行う演習授業「ゲーム制作応用」の中で制作した。同演習授業は作品をプロデュースする過程だけでなく、成果物を学内外への展示も実践することで、客観的批評や評価に向き合い、学生にクリエーターとして自立してもらうことを目的としているという。
ゲーム8作品は、VRゴーグルをかけて遊ぶ立体的な電撃イライラ棒を動かす「イラバト」、無線通信でつながった8人のプレーヤーが広場でカメラを片手にバトルする「トテトラ」、大きな筆を持ったキャラクターを操作し、地面に筆で線を描くことで敵を攻撃する「筆双」、プレーヤーが操作したキャラクターと同じ動きで5秒後に動く弟の亡霊と協力してマップを攻略する「5びょうごのきみと。」、2人で別々のキャラクターを操作し敵を挟み撃ちにして倒す「マジックサーモン」、たこ焼きをテーマにしたアナログボードゲーム「たこばっか」、スライムが奥へと進んでいくのをビームロープで捕らえ釣り上げて阻止する「スライムキャッチ」、フィールドの中にある仕掛けをコピーしてゴールを目指す頭と反射神経を駆使するアクションパズルゲーム「コピボット」を用意する。
イベント来場者には3枚のコインを入場時に渡す。推しのゲーム作品にコインを投票してもらうことでグランプリ作品を決める。
同校は「中野区の子どもたちにも参加いただき、対話をしながらメディア芸術を体感し、創造することの価値や楽しさも共有できれば」と話す。
開催時間は13時~17時。入場無料。
同大は、小西本店(現在のコニカミノルタホールディングス)創始者・6代目杉浦六右衞門が他界した後、その理想と遺志を後継した7代目杉浦六右衞門が東京府豊多摩郡代々幡町幡ヶ谷(現・渋谷区幡ヶ谷)の地に1923(大正12)年設立した「小西写真専門学校」を前身とし、「東京写真大学」から1977(昭和52)年に現在の名称に変わるまでは「写大」と呼ばれていた。神奈川県厚木市と東京都中野区の2つのキャンパスを持つ総合大学で、2023年に創立100周年を迎える。