コワーキング・カフェ&キッチン・レンタルスペースが一体となった複合施設「&tenna(アンテナ)」(中野区大和町1)が1月6日、高円寺あづま通り商店街北側入り口付近の「KOENJI Crossover(高円寺クロスオーバー)」内にオープンした。
高円寺クロスオーバーは、東京電力パワーグリッドが展開する賃貸マンションのブランドで、同社の大和町変電所の上部を有効活用し、省エネ・創エネ・蓄エネに取り組んでいるという。早稲田通り沿いに面した1階にカフェ&キッチンと期間限定のポップアップショップ、情報発信のラウンジをオープン。2階にはコワーキングスペースとレンタルスペースもオープンしている。「&tenna」という名称は、「ally(仲間)」「neighbors(ご近所さん)」「notice(情報)」「event(イベント)」「town(まち)」のそれぞれアルファベットの頭文字を取った造語、5つの「ローカル」とつながる中継基地を目指す。1階と2階部分は1月13日、中野区との間に防災協定を締結した。
カフェ&キッチンは曜日替わりでの貸店舗に使う。1週間単位で和洋中などさまざまなジャンルの飲食店が出店できるようにした。現在出店希望者を募集している。期間限定のショップは、売主が自身のグッズを直接販売する形と、商品を商品棚に置いて委託販売する形を想定している。コワーキングスペースの料金はm1カ月=1万6,500円で、ドロップイン利用(1時間=550円)もできる。
同施設の運営を任されているエリアマネージメント企業クオル社の同施設コミュニティーマネジャー藤井勝己さんは「コワーキングで仕事をしたり、カフェで一息ついたり、イベントで出会った人同士で新しいアイデアが生んでもらったりと、誰もがふらっと立ち寄れて町や人をつなげる場にしたい」と話す。
カフェやポップアップショップなどレンタル利用者によって異なるが、基本的な営業時間は9時~20時。