岡山県苫田郡の山間部を拠点としている陶芸家・近藤正也さんの個展「近藤正也陶展」が1月28日、中野ブロードウェイ(中野区中野5)3階の「Hidari Zingaro」で始まった。
(関連フォト)今回の個展のために作った新しい穴窯と近藤正也さん
現代美術作家・村上隆さんの骨董(こっとう)店「となりのトトや」として開いている同展。近藤さんは1995(平成7)年岡山県生まれ。武蔵野美術大学工芸工業デザイン学科の陶磁専攻、土器作家の熊谷幸治さんの下で陶芸を学ぶ。卒業後、しばらくして地元の岡山に戻り、祖父母と生活しながら作品を制作している。同展では茶器やつぼ、美術作品など近藤さんの作品約130点を展示販売している。
近藤さんは「自分は岡山県にある山あいの村で祖父母と生活しながら焼き物をしている。今回はこの展示に向けて新しい穴窯を作り、取り組んできた。予定より遅れてしまったが、最後は祖父母に協力してもらいながら完成にこぎ着けることができた。初窯では、今住んでいる山の土と石を素地や釉薬(ゆうやく)にして焼いた。その結果を皆さまに見ていただけたら」と話す。
開催時間は12時~19時。水曜定休。2月6日まで。