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中野駅周辺5ギャラリーで「街中まるごとアール・ブリュット」展 リアル作品展示も

中野サンモールの空中ギャラリー

中野サンモールの空中ギャラリー

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 「NAKANO街中まるごと美術館!アール・ブリュット ~人の無限の想像力を探求する2023~」が1月21日から、JR中野駅周辺などで開かれている。主催は愛成会(中野区中野5、TEL 03-3387-0082)や商店街らで構成されるNAKANO街中まるごと実行委員会。

(関連フォト)中野駅北口の横断幕

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 アールブリュット(Art Brut)は「生(き)の芸術」という意味のフランス語で、正規の美術教育や文化潮流とは違い、作者独自の方法・発想で制作された芸術の総称。障がいのあるアーティストの芸術も含まれる。今年は「五感をひらく」をテーマに、中野駅周辺の「中野ブロードウェイ商店街」階段ギャラリー、「中野サンモール商店街」空中ギャラリー、「中野南口駅前商店街」看板ギャラリー、「中野レンガ坂商店会」坂道ギャラリー、中野マルイ(中野3)隠れ家ギャラリーの5つのギャラリーで20人のアーティストの作品を展開。

 2月4日~19日の期間は、なかのZERO(中野2)西館美術ギャラリー(2)で、記富久さん、木村全彦さん、小林一緒さん、柴田鋭一さん、似里力さん、宮下幸士さん、八重樫道代さんの7人の実際の作品を展示する。地域のコラボイベントとして展示のアート作品から表現した着物を展示する織田学園(中野2)とコラボした「アール・ブリュット×きもの」の実施、2月4日は同学園とコラボした「アール・ブリュット×食」、東京芸術大学とのコラボで「中野サンモール商店街」空中ギャラリーと「中野レンガ坂商店会」坂道ギャラリーでは「アール・ブリュット×音楽」、「中野サンモール商店街」空中ギャラリーと「中野南口駅前商店街」看板ギャラリーでは「アール・ブリュット×ことば」がそれぞれ展開されている。

 2月4日~12日の期間は、なかのZERO(中野2)西館美術ギャラリー(1)で、鵜飼結一朗さん、カズ・スズキさん、佐藤朱美さん、舛次崇さん、西田裕一さん、藤井晋也さん、渡邊義紘さんの7人の作品を展示するほか、愛成会のアートディレクター小林瑞恵さんがMCを担当し、ブルボンヌさんや梅若幸子さん、青木武さんや金敬黙さんが参加したトークショー、参加型プロジェクト「中野の記憶」など、文化庁主催のアール・ブリュット展「Here I am」を開催する。

 アートディレクター小林さんは「毎年恒例のNAKANO街中まるごと美術館と、文化庁委託事業の一環で実施されるアール・ブリュット展も同時期に開催され、今年はボリュームアップして展開している。多様性推進と社会でうたわれる中で、その言葉が形骸化せずに、真に多種多様な人が共生する豊かな未来社会になることをずっと願い活動を続けてきた。この事業のような文化芸術の発信を通して、そのような見えない空気を街や社会の中で育んでいきたいと思う。ぜひ足をお運びいただきたい」と話す。

 2月19日まで。

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