現代アーティストHABURI(ハブリ)さんの個展「DRIVE LANDSCAPE(ドライブ・ランドスケープ)」が3月5日、JR東中野駅近くの「Art Space銀河101(いちまるいち)」(中野区東中野1)ギャラリースペースで始まる。
HABURIさんは中国の内モンゴル出身のアーティストで、内モンゴル師範大学美術学院絵画油画科卒業後に来日し、2020年に東京芸術大学美術研究科絵画専攻修士課程を修了。廊主の大人倫菜(おおひとりな)さんによると、作家自身の原風景である内モンゴルの広大で豊かな自然と、東京という開発の進んだ大都市の風景を対比関係において、人間の欲望や商業的な作為を絵画・パフォーマンス・インスタレーション・写真などを通して表現しているという。
HABURIさんは「どこまでも広がる緑の田んぼ、延々と続く森、時折現れる低い住宅、そして国道沿いに立つ看板と道路標識。岩手県での1年半の滞在生活は、のんびりとした公道のドライブが大半を占めていた。車窓から視界に入ってきたこれらの景色、そして東京に住んだ5年間の経験を比較して、わたしの中の『現代風景」を構築している。こうした一つ一つの印象が私の頭の中で徐々に発酵していき、これらの絵が生まれた』という。
開廊時間は13時~18時(土曜・日曜は19時まで、最終日は16時まで)。入場無料。3月11日まで。