宿泊施設「Tokyo Kids Castle(東京キッズキャッスル)」(中野区若宮3)が2月27日、西武新宿線都立家政駅近くにオープンした。
「子どもの秘密基地」がコンセプトの同施設。約130平方メートルの2世帯住宅をフルリノベーションし、滑り台やネットを用いるアスレチックができる部屋、シアター付きリビング、ウッドデッキなどを設けた。宿泊できる人数は、クイーンサイズの2段ベッドがある部屋が2部屋で8人と2階の広場にあるソファーベッドで1人、5セットある布団で5人の最大14人という。
施設を運営するのは、この数年で同施設に近い商店街の大好きな飲食店が何軒も閉店してしまい、何とかしたいと考えていたという地元在住の宗華さん。「この宿泊施設を作った理由は3つ。日本と世界中の子どもと家族層へより快適な旅環境・遊環境を提供することとコロナに負けるなというチャレンジ精神と勇気やワクワクを発信すること、世界中から地元の商店街に来てもらいたいということ」と話す。
地域を活性化しようと、ウエルカムプレゼントで地域のお菓子の詰め合わせを用意したり、近隣の飲食店にデリバリーをオーダーできるように工夫したりしているという宗さん。「2人いる我が子からも室内での遊び方のアイデアなどをもらいながら、どんどん進化させていきたい」と意気込む。
宿泊料金は日によって変動。予約サイトに宿泊希望日を入力すれば確認できる。清掃料金やサービス料が別途必要。現在は2泊以上の宿泊のみを受け付けている。