中野区を拠点に活動する日本民踊「鳳蝶流」の10周年発表会が4月15日、なかのZERO(中野区中野2)本館大ホールで開催される。
(関連フォト)東京オリンピック閉会式で盆踊りを披露した直後の「鳳蝶流」の面々
2010(平成22)年に民舞盆踊り教室「鳳蝶会」を発足した鳳蝶美成(あげはびじょう)さん。2年半後には脱サラして日本民踊「鳳蝶流」を設立し、自ら家元に就任した。鳳蝶さんは「民謡指導者が減っていることに危機感を覚えて一念発起。自分の流派を立ち上げた」という。
2013(平成25)年8月には中野駅北口の現在はヘアピン型バスロータリーに変わっている駅前広場で開催した「中野駅前大盆踊り大会」の立ち上げに尽力。駅近で生演奏の盆踊り大会を実現した。その後もアイドルやお笑い芸人らを呼ぶなどして開催していたが、同大会を有名にしたのが2018(平成30)年に中野サンプラザ前で開催した第6回大会だったという。
第6回大会では、DJ KOOさんが登場した「EZ盆ダンス」なども大きな盛り上がりを見せたが、参加者がツイートしたDJ Cellyさん登壇時に米ハードロックバンド「ボン・ジョヴィ」の名曲「Livin’ On A Prayer」をアレンジして踊った映像に本家ボン・ジョヴィのツイッターアカウントがリプライで反応したことが大きな話題となり、「盆ジョヴィ」としテレビのニュース番組や雑誌など多くのメディアも取り上げた。
鳳蝶美成さんは「民謡を一から学び直したり、盆踊り大会を自分たちでゼロからつくり上げたりと、立ち上げ当初は本当に大変な思いをしたが、たくさんの人との出会いや力添えで流派も盆踊り大会もしっかりと成長した。発表会では、この10周年の集大成を披露するので、ぜひ見に来てもらえれば」と呼びかける。
当日は日本民踊「鳳蝶流」の舞踊披露のほか、ゲストの「中野打越太鼓」「東京中野真南風エイサー」「東京YOSAKOIチーム-燦(さん)-」「東京高円寺阿波踊り和樂(わらく)連」それぞれも演目を披露する。
開演は11時。料金は1,000円。