画家・森ひなたさん絵画展「掘りかけの穴」が5月26日、廃業した写真館をリノベーションしたギャラリー&バー「スタジオ35分」(中野区上高田5)で始まった。
森さんは1995(平成7)年、北海道生まれ、北海道在住。2016(平成28)年、女子美術大学短期大学部造形学科デザインコース創造デザインメディア卒。主に鉛筆を用いて、紙の上に立ち現れてくる「形」と向き合いながら制作を行っているという。北海道を拠点に絵画制作を行い、札幌・東京を中心に個展を展開している。同展では、大きなサイズの鉛筆画2点とクレヨン画18点の新作を展示する。
ギャラリー店主の酒航太さんは「森ひなたの絵はとてもストレート。真正面から紙と向き合い、無意識から立ち上がってくる形や線を鉛筆やクレヨンで塗りつぶすように描き進めていく。どこかユーモラスでかわいさも内包しながらも、原始的でとても力強い作品から何かを感じる取ることは人としての大事な物事を呼び起こすきっかけになるのでは。スマホやモニターばかり見なければいけなくなった現代人には目の保養にもなる」と話す。
開催時間は16時~22時。日曜・月曜・火曜休催。要1ドリンクオーダー。6月17日まで。