写真家・立木義浩さんの写真展「肖像/時」が9月8日、今年で創立100周年を迎えた東京工芸大学(中野区本町2)芸術情報館(5号館)2階「写大ギャラリー」で始まった。
立木さんは1937(昭和12)年、徳島市生まれ。1958(昭和33)年に同大学の前身である東京写真短期大学写真技術科を卒業。広告会社アドセンター設立時にカメラマンとして参加した。1965(昭和40)年に「カメラ毎日」の巻頭56ページにわたって掲載された「舌出し天使」でデビュー。同年、「第9回日本写真批評家協会新人賞」を受賞した。1969(昭和44)年、フリーランスとなり、1987(昭和62)年には「第18回講談社出版文化賞写真部門」も受賞している。
同イベントは同学の100周年記念イベントの一つで、「舌出し天使」「イブたち」「ビートたけし」「小泉今日子」「勝新太郎と中村玉緒」「夏木マリ」「大原麗子」「松坂慶子」などの著名人を被写体とした作品、東日本大震災の被災地で撮った老人の肖像など、立木さんの代表的な作品80点を展示する。
開館時間は10時~19時。入場無料。木曜・日曜・祝日休廊(ただし10月8日・9日は開館)。11月1日まで。9月30日13時30分からは立木さんと写真編集者の池谷修一さんのトークイベントも開催予定。